コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
### **「溺愛なんかいりません!」**
**第4話:朝の衝撃**
—
翌朝――。
スマホの通知音で目が覚めた。
「ん……?」
布団の中から手を伸ばし、スマホを開く。
**『優月~!!可愛すぎたから今回は1.5倍ね!!!』**
「……マジか」
昨日の膝枕写真を送っただけなのに、母のテンションは爆上がりしていた。
**「おい、起きろ」**
その声と同時に、**ドサッ**と何かが布団の上に乗っかってきた。
「うわっ!? な、何!?」
驚いて目を開けた瞬間――。
目の前、**ドアップの琉翔。**
「おはよう」
「……え?」
間近で見える琉翔の顔。寝起きのぼんやりした頭で、状況を理解するまで数秒かかった。
「ちょ、ちょっと!? 近っ!!」
「お前が起きないから、近くで声かけたんだろ」
「いや、近すぎるでしょ!!!」
布団の中で必死に後ずさろうとするが、琉翔は微動だにしない。
「……ん? もしかして、照れてる?」
「は!? 照れてないし!!」
「ふーん?」
琉翔はニヤニヤしながら、少し顔を近づけてきた。
「ちょ、ちょっと!!!」
「お前、母さんに『おでこコツンして』って言われてたよな?」
「!!?」
「次、それ送ればもっと増えるんじゃね?」
「いやいやいや! それは無理!!」
私は必死に布団を引っ張り、琉翔の顔から逃れようとする。でも、彼は全然どいてくれない。
「……まあ、そんなに嫌なら、別にいいけど」
琉翔はフッと笑いながら、やっと布団から離れてくれた。
「ほら、朝飯作るぞ。せっかくお小遣い増えたんだからな」
「……う、うん」
私は心臓がバクバクするのを必死に押さえながら、布団の中で小さく深呼吸した。
**――なんなの、この家出生活!!??**
(第4話・完)