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水赤せ中に電話かけてみた〜桃編〜
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こちらある方のフリ素のネタで書かせていただいたものとなります。
桃編というのは桃さんにお電話をかけていただくものとなっております。
水赤同棲中。少しだけ刺激強めなシーンあり。nmmn注意。
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桃side
たまたま企画の打ち合わせがあっただけ、たったそれだけだったのに。
こんなどえろい現場に居合わせるとは心底おもってなかったな、なんて。
とあるアニメの企画で少し変更点があり、俺は主人公として場面を進めてくれる「りうら」に電話をかけることとした。
緊急の事案ではないが、多忙なりうらのことだ。メッセージでは恐らくいくら待っても返答はないだろうといったところ。
ありきたりな電子音と共に暇を持て余す俺
「..ディスコでかけた方が繋がるか..??」
普段仕事や打ち合わせで使用するアプリの方が案外掛かりやすいだろうと思ったそのとき、不意に繋がり聴こえる音声。
[あ、ないちゃん??]
聞きなれたあの王道イケボは聴こえず、少々耳に響くようなショタボが出た。
この間コンマ3秒。某トークアプリのアイコンを覗けばしっかり赤髪の彼のものだった。
「なんでいむが出たのか知らないけどりうらに変わってくれる?ちょっと用あるんだけど。」
すると微かに聴こえる甘い声。またもや思考が固まるが続けてすぐ
[いまちょっとあれなんだけど..まぁいっか。りうちゃん早く喋って。]
甘い声の正体が想像通りならかなりの無茶ぶりだと思うが実際のところどうなのだろうか。
〈うぅっ゛♡なぃく、ッ♡〉
相手がいるばすなのにそんな甘い声で俺を呼ぶなんていい度胸だこと。なんて他人行儀な考えをしていれば
[は?なに今なんでないちゃんの名前呼んだの??呼ぶ必要なかったよね??]
〈ああぁ゛ッ!?♡ごめっなさッ♡〉
ごめんなさいをいわせる暇もなく電子音が聴こえあまりにも扱いが酷すぎるりうらにまた明日電話かけるかなんて無慈悲なことを考える俺であった。
〜後日談〜
赤side
散々躾られた体には真っ赤な愛のしるしが散らばめられており、その姿には惚れ惚れするもののダメージはあなどれない。
はぁ腰いた。なんてぼそっと呟けば
[りうちゃん自業自得って言葉もしかしてしらないのー??笑]
同じ寝具に座っていた水色頭に軋む体を必死に起こしながら目線を合わせ睨むのであった。
[..っは、生意気♡]
これでまた躾られたのは言うまでもない。
そんなこんなで時間がすぎて夕方。
昨日聴いていられないようなものを聴くだけ聴かされた哀れな人からの通知がきた。
{なんかもう電話かけたらまた出くわしそうだから普通に送っとくね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
〜〜。
〜〜〜〜〜〜〜〜。
ってことだから覚えておいてね。
あとお大事に。笑}
文末に苛立ちを覚えつつもなんだかんだ丁寧にメッセージを残してくれる彼に感謝しては
{わざわざありがと。ちょっと腹立つけど。}
なんて可愛げのないメッセージを送れば即通知が来たが、すぐに見る必要のないものであろうと勝手に頭の中で完結すれば更に軋む体で一応愛する彼のために料理を作りにいくのであった。