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1週間が経ち、
席替えもあった。
先取り合戦で,
沖田君は僕の隣の席。
いっぱい話せそうで楽しみ!
前には相変わらず嬴政君。
そしてだった、
僕はお腹が痛くてトイレにこもっていた。
そして教室に戻ると,誰もいなかった。
自分の教材と筆箱が机の上にあった程度。
まずいと焦り荷物を持つも、理科室がわからない。
どうしよう。
どうしよう。不安でさらに痛い。
? 『 そこの子。どうしたの? 』
後ろから声が聞こえて振り向く,
小柄ながらも優しそうな人だ。
貴 『 お腹痛くて…戻ったらみんないなくて… 』
? 『 …不安でお腹痛いの? 』
図星。
なんでわかるんだろう。
貴 『 はい、… 』
? 『 取り敢えず私のところに来て。私はフレック。それと、
? アルヴィトよ。 』
双子。…
フ 『 私は保健室の先生。今日は流石にお腹痛そうだから,保健室に来ましょ。』
ア 『 まだ痛いわよね,手を貸してあげる。おいで。 』
優しく手を伸ばしてくれた。そのまま保健室に行き,お腹を触られた
貴 『 ぃ” …っ” ……』
ア 『 ちょっとお腹の調子悪そうね。湯たんぽ作るからベットで寝ててくれる?毛布も、 』
貴 『 ありがとうございます… 』
そっとベットに横になる。
そしてフレック先生は担任の先生などに事情を電話で話した。
そして渡された湯たんぽをそっとお腹に当たる。
あったかい…
頭も痛い。でも、
湯たんぽのおかげで……
? 『 おきて~、 ぉ〜い。 アン…? 』
あれ…呼ばれてる…?
起きないと…
? 『 … 』
あれ、おきたっ”…っ”
その場には合わない音。
ガツンと言う音がなった。
沖 『 ぃ……ごめんね?! 』
ア 『 んん、こっちも寝ぼけてた…ごめんオキタ、 』
身を起こす。そして、
沖 『 ご飯。持ってきたよ。 』
そっとお弁当を渡される。
ありがとうと伝えた後。
総司は近くの椅子を持ってきて座り,自身のお弁当を食べ始めた。
ア 『 …ここで食べるの? 』
沖 『うん。 何かあってもいいように。 』
ア 『 (笑笑) 沖田って優しいね。まるでお父さんみたい。 』
沖 『 お、お父さん…かぁ(照
沖田はそのまま顔を隠してしまった。
私もご飯を食べ始める
相変わらず少ない
またお姉ちゃんやお兄ちゃん優先されたのだろう…
そう思っていたら。
沖 『 アン,こっち向いて。 』
ア 『、? んっ…んぐ……んまぁ…ぁ。 』
振り向いた途端口の中に何か入れられる。
それは沖田のお弁当に入っていた、
可愛くておっきな卵焼き。
ア 『 ん…っ、 でもなんで… 』
沖 『 アンのお弁当、具が少ないし,白米もあんまりないから,不安…で、 』
ア 『 僕は大丈夫だよ…ただお兄ちゃんたちがよく食べる人,だから、 』
お兄ちゃんたちはすごい。
お兄ちゃんは高校全日本バレーボールの選手。
お姉ちゃんは陸上部エースだった。
僕は特になくて、
でもお姉ちゃん達はたくさん動いて食べるからお腹がたくさん空く。
だからその分お姉ちゃんたちに回される
だから僕の分は少ない。
少し辛いしガリガリと言われるけど、よかったのに,沖田くん。
沖 『 アン、大丈夫?眠いの? 』
そっと声をかけられる,そしてハッとしてはご飯をむせながらも食べ切ってしまう。
沖 『 ちょ っ、 ア、ストップ!! 』
急いで止められてもやめれなかった。
口の中いっぱいに食べてるからだ
貴 『 んぐ”。っ、むぅく”… ふむ” …“ っ、。はぁ……はぁ 』
勢いで全て飲み込んでしまった。
少し苦しかった。
そう思った途端,
沖 『アン…? 』
心配そうにみてる…だいじょ、…
沖 『 … 』
突然顎を掴まれては口を無理やり開けられた。
そのまま中を見られては指を入れられた。
貴 『 ん ぅあ。” … 』
多分,先ほどハムスターのようにお弁当を口に入れたから異物がないかだったり、
傷がないかみてるんだと思う。
抵抗もせずに沖田君の好きなようにさせている。
そっちの方が何かと安心?かもしれない。
数分後沖田君はそっと僕の口から指を抜いた。
そしてそのまま指を洗った。
貴 『 沖田君こんなことしなくてよかったのに。 』
沖 『 …不安,だったから。 )
沖田君って案外心配症なのかもしれない。
貴 『 沖田君って優しいね。昔と変わらないから好きだなぁ。 』
そう告げた途端顔を真っ赤にして出ていってしまった。
嫌だったのかな,謝らないと。