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「なんでお前が…」
僕はこれ以上の言葉が出てこなかった
「お前が赤なのに渡ろうとしてるから追いかけたら勝手に体が動いちゃった笑」
僕に気を遣わせないように笑っているのかもしれない。辛いのを隠しているのかもしれない
「ごめんね…ごめん」
「いいよ。傷ついたのがお前じゃなくて良かった」
「前もあんなこと言ってごめん」
「解散する前のこと?全然いーよ。僕も悪いところあったし」
「…ありがとう」
「なんで泣きそうな顔してんの笑 」
「だって…だって…」
「もう終わったことなんだからグズグズ考えても仕方ないでしょ?もういいの」
「うん…泣」
「 若井…僕たちは今、バンドも解散してただの幼なじみに戻っちゃったけどさ僕はまだ若井といたい。なんなら涼ちゃん入れて3人でいたい。僕の夢、叶えてくれる?」
僕が待ち望んでいたことだった
元貴は優しい顔で僕の返事を待っている
「 喜んでッ…泣」
「あーあ。また泣いちゃって若井は笑ってる顔の方が似合うよ?ほら笑って?」
「うん!」
退院して僕たち3人は前みたいに会うようになった
楽しかった。嬉しかった
家に帰っても貴方達のことが…貴方のことが頭から離れてくれない
今日もまた僕は貴方のことを思う