コメント
1件
最高かよ… 軽く泣くわ!!!︎💕︎
兄弟(義理)パロ
軍パロ
新旧詐欺師メイン
_俺たちはいつも一緒だった
ci「おにぃちゃんッ!!」
ut「ん、どしたんちぃのー?あそぶん?」
ci「ッうん!!」
時には遊んで
ut「はぁー…、疲れたぁ〜…。」
ci「だいじょーぶ、?」
ut「…!、大丈夫やで!!やさしいんやね。ちぃのは。」
時には優しく俺を撫でてくれる
ci「えへ…。」
いつも自分の事より俺を優先してくれる
そんなお兄ちゃんが大好き。
____たとえ血が繋がってなくても。
…ほんとは気づいてた
ガコッ! グッ…!!バキッ!!!
ut「う”ッ、あ”が、…ッ、、!!ッ、」
父「…ッるせえな!!!次喋ったらチーノにも手ぇ出すぞ!!」
ut「はッぁッ!!やめろッ!!ちーのだけはッ!!絶対に…ッ」
父「!ッ喋るなって言ったよなァ!!!」
ガッッ!!
ut「あ”ぁ”…ッ、、ッ」
隣の部屋から音がして
覗きに行ったらこのザマ。
ちっちゃい頃の俺は何が起こってるのかも分からなかった。
だから放置してたんだ。
あの時俺がすくすく元気に育ってこれたのはお兄ちゃんのおかげ。
それに比べておにぃちゃんは
上半身から下半身までアザだらけで
傷も深くて…
そんなの分かってたのに
お兄ちゃんが傷ついてたのは分かってたのに
どうしてなにもしてあげられなかったんだろう
ut「いいか?ちーの。よく聞け。」
とある日、兄ちゃんから引きつった笑顔でそう言われる
ci「うん、」
ut「俺と鬼ごっこをしよう。俺が合図をしたらすぐに玄関から出て向こうの駅まで先に行くんや。俺は後から追いかけるから。ほら、これ持って。」
そう言ってから兄ちゃんはお守りを渡してくる。
ut「これ、俺の『形見』…やで。たいせつに取っとけよ!じゃあ…」
何かを言おうとしている瞬間に
玄関に繋がっているリビングのドアが開く。
ガチャッ
ut「ッ来た…!」
父「おい”!!逃げる気じゃねえだろうなァ!!」
父から乱暴に叫ばれる
その瞬間、
ut「スタートや!!チーノッ!!!行け!!!!俺から逃げるんや!」
ci「えッ…!うん、!!」
俺はそう返してから玄関を出て
走っていく
ut「…ッ…。…またな、ちーの…」
最後に
そう聞こえた気がした
そこからの記憶は覚えていない
多分…駅に着いてトントンに出会って…
拾われたんやと思う。
毎日毎日考える
あの時俺が兄ちゃんを救ってやれたら
あの時俺があのクズ親父を殺していたら
あの時俺が兄ちゃんの代わりに殴られていたら
あんなに優しい兄ちゃんが居なくなることなんて無かった。
兄ちゃんの為に何もしてやれなかった俺が居なくなっとけば
どれほど幸せだっただろう
どれほどの人に迷惑をかけなかっただろう
どれほど兄ちゃんは幸福に包まれていたのだろう
兄ちゃんの代わりに俺がッ死ねば…!!
神様はなんて最低なヤツなんだ。
優しい人にほど地獄を与え、
この世の反社会的行動しかしないクズ共には
幸せを与える
ci「…兄ちゃん…、」
そう呟いてから
もうボロボロになった『形見』を握りしめて
泣きわめく
em「チーノくん…大丈夫?ここに来てからずっと暗いまんまやん。…なんかありました?」
ci「…エミさん…。」
em「ほら…抱えたまんまやと精神的にも負担かかるやろ?やから…さ。話してみて欲しい。」
優しくそう伝えてくる
俺…そんな…に暗かった?
ci「…話してもええん、?」
em「…ええ。」
ci「話したら…俺の悩みに協力してくれるん、?」
em「当たり前ですよ。ここの幹部全員で貴方の悩みを解決してやります。」
もう、…死んでるかもしれない。
いや、生きてる、生きてるはずだ。
兄ちゃんは『また会おうな』って__。
ci『俺な?ちっちゃい頃に義兄がおってん_』
ここ10年…ほどだろう。
その悩みを初めて打ち明ける
大好きなお兄ちゃんのために
next_⌖. ꙳ ♡100⤴︎︎︎
サムネは後から付けます