なぎちゃんと喧嘩してから1週間になる。
Zeffiroで何度か会ったけど、凪ちゃんは奏斗と、俺は雲雀と話していて、互いに話すことは無かった。
そして、俺への任務も来なくなった。
そろそろ仲直りしなければ。
そうは思っていても、いざ面と向かって話すとなると何を言えば良いのか分からなくなる。
だって、凪ちゃんは優しいから。
俺のこんな「償い」という固定観念を押し付けるみたいな、でも、それをしないのもなんだか嫌で、出来なくて。
俺が無理をするのは、償うため。
許されなくたって良い。
自己満でもあるけど、そうしなければならない。
じゃないと、ダメなんだ。
夢を見た。
黒い髪にハーフアップみたいな髪型の男の子。
中学生くらいだろうか。
その子はこちらを振り向く。
まるで睨むような。
顔には返り血だと思われる赤黒い液体がびしゃりと付いている。
こういう時に目はものを言うものだ。
「お前は許されない。許されてはいけない。」
🦉🎻「ッハッ!ハァッハァッハァ………。」
なんて気味の悪い夢なんだ。
こんなの悪夢じゃないか。
来ていたシャツが汗でびっしょりと濡れている。
あんな悪夢を見たのに、外は目が焼けるみたいに晴れていて、酷く怯えた。
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