この作品はいかがでしたか?
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ざぁと海が音を立てる.
とても音が低くて.
この中に入ったら青くて清々しい空をゆらゆら見れるのではないか.
そう感じてしまうほどだ,
そんな中,わたしはここに生まれた.
ただ無性に生きていけばいいやと、
感じていた 。
昔から自然豊かで 、
何もかも不自由がなくて 、
幸せを感じれる.
そんな場所でした.
そんな中で私は恋もする.
優さんは昔からの幼馴染だった。
優しくて 、常に自身の掲げた正義で人生を貫くそんな貴方に恋をした.
そして堂々と
主人公 貴方が好きです!!
そう告げると 。
優 おれもです。。!
そう告げてくれて.
私は幸せだったのに。。
12月に 。なった放送は。
第二次世界大戦の中で 、
太平洋のハワイで日本がこうげきをしたという。
そこでわかったのは 、
日本が戦争を開始した。
それだけ。
この静かな海の果てで爆発が起きて、なお人が死んでいるとなると恐れてしまう。
後世で分かったことは。
日本はアメリカに戦争をしかけたが、
それを告げる宣言が遅れてしまい。
アメリカにその宣言が届くのは何日、か先だったのだ。
だからアメリカはこれを完全な奇襲とみなして、本気になっていたようだ。
後世の話はここまで.
戦争の中での話を続けるよ..
日本は最初連戦連勝していた。
そしてフィリピン、インドネシア 、香港,ジャワ島、スマトラ,シンガポール、ソロモン,ミャンマーを植民地にした。
わずか半年で.
このままアメリカに勝ち続ける.そう思った矢先だった.
ミッドウェー海戦にて 、負けた。
これは日本が敗走を始める要因だった。
そして日に日に日本は人,食料、物資が少なくなり、
いつしか、
ぜいたくはてきだ!
鬼畜米帝
なんて言葉が増えてきた,
だから食料や服は配給制になり、
ひにひに白米も減っていった.
ご飯も減って.挙げ句の果てには食べられる道草を集めてご飯にすることが多々増えた.
ひにひに痩せ細ることが増えた。
しかし優さんは
優 これは子供達やお前が食べなさい。
そう言ってくれた。
でも、
でも。。
貴方が痩せ細る姿は見せたくない..
その一心で旦那によくご飯をあげて,なんとか飢えをしのいだ。
でもそんな日々にも終わりを告げた.
優さんが
優 航空隊に行きたいんだ.,
そう告げた
私は
主人公 なぜです。、?
そう聞くと.
優 みんなを守りたい。
貴方の正義だ。
私はそれに反対しない。
主人公 わかりました.気をつけてください。
その一言だけ。
その後は覚えていなかった。
ひたすら泣いたからかもしれない。
そして優さんが航空隊に行ってからは子供達はお父さんがいなくなったことに少し泣き喚いた。
当たり前だよね.この歳で父親をなくしてしまったから。
その中でひたすら生きている。
私たちは 、一生懸命に、
生きるんだ.とちかった。
優さんみたいに。
一通の手紙が届いた.
茶色の封筒に、子供達へと書かれたものと,私宛のものがあった。
紙を広げてみたら。
こう書かれていた。
七月三十日
ココニ最後ノ手紙ヲ書キマス
コノヨウナ最後ヲ許シテクレ。
オ父サンハ特攻隊ニ選バレタ。
コレハ国カラノ直々ノ命令デス。
私ハ誇ラシイデス。
天皇陛下 、イヤ、コノ日出ル国、皇国カラノ命令ダカラ。
ソノ命令ヲ受ケ取リ私ハ誇ラシクナ毎日生キテイマシタガ
突然 、出撃ガ出マシタ 。
ソノ時ニ美シキ最後ヲ遂ゲラレルト分カリ
嬉シイ以外ノ言葉ガ出マセン。
家族ヲ、国ヲ守レル存在ニナレテコノ身は正義デ一杯デス。
シカシソレト同時ニ 、
死ヲ意味スル事デス 。
私ハ嬉シサト悲シサヲ持ッテ生キテイマシタ 。
シカシソノ日モ終ワリデス。
出撃命令ガ下サレマシタ。
ソシテ今書イテイルコノ手紙ハ最後ノ声明デス。
コレガ届ク事ヲ祈ッテイマス。
私ヲ追イカケテ死ノウトカンガエナイデクタサイ。
私ハイツモ見守ッテイマスカラ。
サヨウナラ 、サヨウナラ 。
山中 優
その瞬間に涙がほろほろと溢れた。
追いかけたくても 、
手紙に書かれた約束を守らなければならない。
心が複雑だった。
今わかった.
正義の裏が,犠牲って。
国のため..そんなので行かされるなら。。
反抗しなさいよ。。
それ以上何も考えられなかった。
そしてアメリカは日本にさらに圧をかけてきた。
そして
八月6日、9日、
日本に原爆の投下。
日本は焼け野原となった.
そして皆が知る
八月十五日
日本が無条件降伏した。
その翌月の九月二日には降伏文書に調印をした。
日本完全に負けたのだ.
そこからはアメリカの支配と 、復興だった.
日本は明治に入ったからのように急成長を遂げた。
そして昭和後期は、
高度経済成長期を迎えて日本は豊かになった.
あの国が戦争をして、負けて,焼け野原がこんな成長を遂げたのだ.
誰もが信じきれなかったかもしれないが.本当だ。
貴方にもこの姿を見せたい。
その言葉は叶わないけど,けど。
貴方に見せて,そして会いたいの一心で今も生きてるよ.
男性 そうなんですね。貴方は本当に波乱の時代を家族と共に生きてきたんですね。
そうですね。 そんな中いまこの海にはあの人が眠ってるの.
だから海を見るとあの人がいるって感じるの。
男性 そうなんですね。、
ええ。
、。そうだ.これを受け取ってくれないかい?
男性 これは、ミサンガ?
ええ。そうよ
男性 でもなぜ。。?
。。、貴方の顔立ちや性格が.
あの人に似ているからよ。
まるで昔の..あの人に会っているみたい。
男性 そうなんですね. ありがとうございます。
いいのよ。せめてものお礼とかよ。もし時間があったら貴方は靖國に行きなさい.,
男性 わかりました。では、さようなら.海さん。
大きな空に浮かぶ多数の戦闘機。
そして海に浮かぶ灰色のもの。
今からあそこに突っ込む.
特攻だ,
本当は死にたくない。
でも、そんな本音は言えないんだ.
もう最後が近づいているから.
夏の暑い日。
それはそれは、素敵で、晴天だった。
会いたい。そんな思いを胸に覚悟を決めて、
一気に突っ込もうとするが.
バババンッという音でわかった
翼に被弾したようだった。
でもそれでもまだまだ行く.
その瞬間あの顔を見てしまった,
アメリカ兵の顔
あの顔は、本来誰もがする顔だった.
ここで正気に戻った.
そっか、。怖いよな,.
ほんの一瞬気を合わせてしまったからには。
こんなのが正義なわけないと感じて.操縦桿を右に動かした.
そして海に落ちる.
その瞬間に青い液体が体を包む.
海水だった.
そしてまたたくまに青い水に包まれながらそこに沈む.
そして世界は白くなった.
さようなら
靖國で会おう。
完
コメント
1件
泣けてきた、🥲︎