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Rc2の口から飛び出した言葉は、あまりにも衝撃的だった。
朝「200年…後?」
R「はい、ここは200年後の未来です。」
朝「なんで…、ビルがあんな風に?てか、俺はなんでここに…」
R「まず、順を追って説明させてもらいます」
Rc2はゆっくりと話し始めた
20x x年、俺が死んだ100年後の話からだった。
100年後になると地球温暖化は進み、もう地球は人間の住めるような場所じゃなくなった
一時期は月や火星への移住を考えていたが、ことごとく失敗し
人間は今まで積み上げてきた歴史や技術を全て捨て、コールドスリープを選んだ。
また地球の状態がリセットされ、住めるようになるまで…
朝「いや、話聞いてもわかんねぇよ…。全員コールドスリープしたんだろ?ならなんで俺は」
R「それについてなのですが、世界になんらかのバグが起きて…」
R「…人の形を成していて、コールドスリープされてない人は生き返ったんです」
朝「人の形を成している…」
俺は、死んだ後火葬されてない?200年間誰にも見つからずに骨のままでいた?
…それよりも、あまりにもRc2の話は無茶苦茶だった。
コールドスリープや、世界のバグ。フィクションやSFで見たことある話ばかり
現実味がない
朝「まぁ地球がもう住めるような環境じゃないっていうのは本当ってことでいい?」
R「はい、確実にそうです」
朝「…なんでこの病院は」
R「それより、ここの探索をしませんか?」
Rc2は話を遮るようにして、そう提案してきた。
朝「探索ね…」
R「食料や衣服、僕はバッテリーも探さなきゃいけないので。ぜひ一緒に行きましょう」
朝「…わかった。」
R「ではまず、A館のここの階から調べましょう」
朝「だな…」
【診断室】
まず俺たちが入ったのは診断室だった。
俺が目覚めた部屋と同じく無機質な壁で、白いデスクと薄い水色の椅子が二脚
そして奥には薬品棚に、点滴まで置いてあった。
朝「あ…」
デスクの上に置いてある資料、それに目が留まった。
『人体実験の失敗について』
◯◯様へ
依頼されていた人体実験は失敗に終わりました。
最初は順調に軌道に乗っていたものの、腕の付け替えが終わったところで
呼吸が荒くなり、心臓が止まり、死んでしまいました。
高校生一名の命を奪ってしまったことの責任は重く、私はこの病院を辞職することになりました。
今までありがとうございました
朝「…人体実験?」
R「なんですか?それ」
朝「人体実験についての手紙…っぽい」
名前は塗りつぶされていて見えなかったが、だいぶ奇妙な手紙だった。
高校生1人の人体実験に失敗してしまい、命を奪ってしまった。
胸糞の悪い話だ
R「…ひどい人もいるものですね。さぁ、ここには特に何もなかったので次行きましょう」
朝「だな…」
俺はこっそりと手紙を四つ折りにしてポケットに入れ、部屋を後にした