お相手なしで出せる章もうひとつあったので追加します。
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K視点
きっかけはひょんなことだった。初めての代表合宿にド緊張している僕に「お、確か甲斐だよな。よろしく!」と笑顔で声をかけてくれた。その瞬間一気に落ちてしまった。いわゆる一目惚れだ。練習の合間に話したり、プレー中に喜んで頭をわしゃわしゃされたり、その度にどんどん想いは強くなった。もっと彼に触れたい、触れられたい。でも、僕らは男同士だ。日本代表のチームメイトでもある。チームワークの輪を乱してはいけない。気持ちを悟られて嫌われたくない。気づけばいつも2つの矛盾した感情が僕の中にあった。そういえば国語の授業で習ったっけな。
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じゅーにー!