shk「どうかしたのか?」
何?なんで話しかけるの?ほっといてよ。
大丈夫だから!!
yrn「大丈夫です……」
誰?僕もうメンタルやばくて外の顔作れないんだけど?
shk「大丈夫大丈夫じゃないとか関係なく、扉の前に突っ立ってどうしたのか?」
何?心配してないの?僕がここに突っ立っているのなんてあなたに関係ないんだからほっといてよ。
yrn「……」
あぁ……イライラする!!
shk「もしかして……入れないのか?」
なんでこの人は図星をついてくるの!?
ほっといてよ!!僕はどこかで活動して、ファンの子に貢いでもらって、生きていくんだから!!
リアルの繋がりなんていらない!!
だから……ほっといてよ……
yrn「そうだよ……だからほっといてよ……」
もう……少し端に寄り、ひとが通れるようにする。
これで、相手も去ってくれるだろう。
shk「なんでだ?」
shk「事情が知りたい。」
この人ここのスタッフさんだよね!?なんでこんな突っかかってくるの!?
yrn「ただ……入りたくないだけ……」
shk「そうか。じゃあ入らなければいいじゃないか。」
なんでこの人はそんなこと簡単に言うの!?
この中にはNakamuさんが入っていて……
Nakamuさんと約束したから……期待されてるから……
期待には答えないと……
約束は守らないと……
「ゆらくんって期限守らなくて、編集作業をする僕が大変なんだよね。」
「提出期限を守らないと、待ってくれているファンの人達を悲しませるから。」
「ファンの子たちが楽しみにしてくれているんだからさっさと提出して、期待に応えてあげたい。」
誰だよお前!!なんで今になって記憶が戻ってくるんだよ!!
去ってよ!!僕は……僕は……
shk「守らなくてもいい時はあるんじゃないのか?」
yrn「……は?」
何言ってるの?
約束は守らないと……期限も守らないと……
shk「自分が壊れる前に逃げるのは選択肢があるんだぞ?」
shk「逃げるも逃げないもお前次第なんだかな。」
なんで……この人は僕の欲しい言葉をくれるの……ッ
yrn「やだッ行きたくない……ッ」
yrn「またッ関係を壊されたくない……」
shk「そうか。じゃあ逃げよう。」
yrn「……は?」
そういい、僕より小さい背の彼が、手を取り、歩き出した。
僕はその大きな背中に、ついて行くことしかできなかった。
コメント
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めっちゃいい話( ` -´ )bイイネッ✨