狂唖の家。 墻音。
「、、、、」「、、ん、、」スー、、スー、、「、、、、」、、寝た、、この人(狂唖)本当すぐ寝るな、、良い匂いする、、同じシャンプー使ってるはずなのにな、、そろそろflower cafeに行こう、、もう約束から1時間過ぎてるし、、狂唖さんが起きる前に、、
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flower cafe
「遅えよ」種技さんは俺にそう言った。「すみません、狂唖さんに捕まって、、それで、急用って何ですか??」すると種技さんは俺に目を合わせてこう言った。「風磨のあの変な意地を治して欲しい」「、、ハイ??」すると種技さんは俺に頭を下げた。「、、!?種技さん!?」「この間は風磨が本当に悪いことをした、、本当ごめん、、許されないのは知ってる、、でも俺は、、」「、、、、」「加四六は風磨じゃなきゃ助けられないと思ってる」「、、、、」「だから何とか風磨と狂唖のいざこざを無くしたい、、あのふたりがお互いどれだけ憎い相手なのかはわかる、、けど、、けどよ、、今はそんなこと言ってられねぇんだよ、、次いつ、誰が死ぬかわからない、、俺かもしれない、、お前かもしれない、、誰か次死ぬ前に、風磨を説得して、、狂唖も説得して、、俺等全員で加四六を助けたい」「、、種技さん、、」すると、側で見ていた好橆帰さんが口を開けた。「、、墻音、、本当ごめんなさいね、、、アンタ、まだ19歳でまだまだ若いのに、、苦労ばっかりかけさせて、、風磨って加四六を助けることに変な意地があるのよ、、多分、、助けられなかった時が怖いんだと思う、、」そう好橆帰さんは俺に近づいた。「、、別に狂唖さんが傷付かない為なら俺は何だってしますよ、、風磨さんと狂唖さんがどんな仲なのかは詳しくは知らないけど、加四六さんは風磨さんじゃなきゃ救えないのはよくわかります、、どうにかして、2人を説得させますね」俺はそう好橆帰さんに答えた。「、、気づかないうちに日頃の鬱憤は溜まるものよ、、気をつけてね、、」「ハイ、風磨さん今上にいます??」「、、それがドーナツ食べに行くとか言って、、」「、、ハイ??」
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病院。 加内。
「え、、」、、今なんて、、「な、何でですか!?鮎民さ「加四六!!」「え、か、かしむ??」鮎民さんは勢いよく俺の肩を掴み、顔を近づけた。「お前が本来居るべき場所は組織じゃない、、大速力や、、橋邸の元に帰らないといけない」「、、は、、ハイ??」「思い出せ!!お前には、、お前にはお前の人生があったはずだろ!!」「、、、、」、、な、、何を言ってるんだ、、この人は、、「あ、鮎民さん、疲れてます??少し休んだ方が、、」「、、疲れたなんてないさ、、私は疲れたことなんてない」「え、嘘」「嘘」「、、、、」、、な、、なんだよ、、「加四六、お前はいつか専務が能魔を解かなくても自分自身で記憶を取り戻すだろう、、私はそう信じてるぞ」そう鮎民さんは俺から離れた。「お医者を呼んでくるよ、、明日には退院できそうだな」「、、は、、ハイ、、ありがとうございます、、」俺は頭が真っ白なままそう返事をした。
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