これは、猫みたいな彼女と、犬みたいな僕の恋の日常───。
僕の名前は、狗宮ゆう!
ミサンガ作りと散歩が趣味なただの一般人!
みんなが言うに僕の性格は、犬みたいにかまって攻撃してくる、所謂犬系男子らしい…?
そして料理が絶望的にできない僕だけど、そんな僕にも可愛くてお料理上手な彼女がいるのです!
「ねーねー遥〜」
「ん?」
「大好き!」
「あっそ…」
この子が彼女の遥!
いつもツンケンしてるけど僕は知ってるんだ!
本当は感情を言葉にするのがすこーしだけ苦手なだけだってこと!
今のだって嬉しそうな声だったし!
そしてそんな遥は今、何をしているかというと…
「…食べていい?」
「駄目、まだ焼いてないんだから」
「ちぇ〜」
僕のためにクッキーを作ってくれてるの!
優しいでしょ?
「はーやく焼けろ〜」
「あと少しだから、座って待ってて」
「はーい!」
キッチンから離れたのにすっごくいい匂いがして、お腹がぐーぐーずっと鳴ってしまった。
「ん、これゆうくんの」
「わぁ!ありがとう!美味しそう…!」
「「いただきます」」
遥の作るお菓子は冗談抜きで宇宙一美味しいと思う!
程よく甘くて、サックサクなんだ!
「こんなに美味しいお菓子作れる彼女がいて、僕は宇宙一の幸せ者だ〜♪」
「えへへ、ありがと」
本当に可愛い!
作るお菓子が美味しいものそうだけど、何より笑顔がとっても可愛いんだよね!
「ねぇ、ゆうくん…」
「ん?なぁに?」
「後で一緒にゲーム、しよ?」
「あの遥がゲーム!?やった!やろやろ!」
いつもゲームは弱いから、苦手だからってゲームを避けてた遥がゲームに誘ってくるなんてっ…!
久しぶりの遥とのゲーム楽しみだなぁ!
「あれ?このクッキーなにか入れたの?」
「う、うん…少しだけチョコ、入れた」
「なるほど!チョコチップクッキーだ!」
「美味しい…?」
「もちろん!遥の作るものは全部宇宙一美味しいよ!これも甘くて最高に美味しい!」
遥の顔が少しほっとした、安心したような顔になった。
遥、なんでも出来るし完璧なのに自己肯定感だけは超がつくくらい低いから少し勿体ない気もするんだよね…
コメント
2件
親友ちゃんっ!!!!!!!! 天才かっ???????? 猫…可愛い…好きだなぁ(( 犬(狗)と猫の恋…いや好きだなぁ() ありがとうございますっ!