コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
四年前。cat cafe。 小我太
「、、ん」「拾って来たわ」好橆帰さんはそう言い俺をかなさんに突き出した。「い、好橆帰さん、、その子は、、」「、、例の組織から逃げ出したbloodでしょ、、」「、、君名前は??」「、、、、」「、、ま、まぁ、、心を開くのには時間がいるからね、、」「、、、、」
ーーーーーーー
最初はさっさと逃げるつもりだった、、また追放される、、また組織に捕まる、、あんな地獄、、でも何ヶ月待ってもかなさん達は俺を追放する事はなかった。そしたら段々話せるようにはなった。「え、かなさんって嘘ついたことないんですか、、」「そうだよ〜」「、、、、」信じられるわけ、、「、、そうだ!!小我太、学校に行ってみると良いよ」「が、学校??」「あぁ、、友達もできるし、何より社会を知れるしね」「、、ひ、人と、、仲良くするの、、」「何、現にお客さんを相手してる時と変わらないよ」「、、か、考えてみます、、」
ーーーーーーー
2年前。
「へぇ〜、、bloodが、、??」「そ、それが、、」「どうしたんだい??」「、、苗字が、、組織の専務と同じ苗字で、、それも珍しい名前で、、魅司後木って言う、、」「、、そうか、、」「スパイかもしれないわね、、」好橆帰さんはそう言い立ち上がった。「、、様子を見よう、、明日来たら小我太は此処を辞めたよう言っておくよ」「、、、、」かなさんは俺の身の危険を感じるといち早く対処してくれた。2年前加四六に俺はcatcafeでのバイトをやめた。多分それがかなさんがついた初めての嘘だった。
ーーーーーーー
「え、誕生日??」「そうそう!!今まで忘れてたのよ!?アンタ誕生日いつ!?」好橆帰さんはそう言い俺の聞いた。「え、、それは、、」「まさか覚えてないの、、」「だって、、組織に居たらそんな物、、」「、、そんな物じゃないよ、、誕生日は君が生まれた大切な日なんだから、、」「、、??」その時、かなさんに初めて怒られたような気がした、、「そういえば、、組織の1人が、、4月の26日だけ、、ずっと一緒に居てくれた、、」「、、??その人とは仲が良かったのかい??」「、、!?そんな訳ない!!アイツは、、」「、、す、すまないね、、でもまぁ、、その日が君の誕生日なんだろう、、もしその人にまた会ったら確かめてみたら」
ーーーーーーー
12月。狂唖の家。小我太
「小我太の誕生日??」「うん、、何日??」俺は眠そうな狂唖にそう聞いた。「4月2日だろ??」「え??」「ん??」「ふ、2日??」「うん、、それがどうした??」「、、ず、ずっと26日だと思ってた、、」「え、何で」「だって、その日確か、、お前がずっと隣に居て、、」「、、あぁ、、その日はちょっとな、、2日に花をあげたとは思うんだけど、、」「花は沢山貰いすぎて、、花を貰っただけで誕生日だったなんて気付かないよ」「ハハ、ごめんって、、」
ーーーーーーー
1月。風磨の家。 小我太
「寒い、、」グゥ〜、、「、、、、」美味しそうな花、、俺は花に向かって手を伸ばした。、、すると「ダメ〜!!庭の花は勝手に食べるなよ!!それに赤色はダメなんだろ」俺の手を引っ張ったのは風磨だった。「、、お腹すいた、、」「それなら冷蔵庫の物食えよ、、確かこの前たい焼き買った気が、、」「一緒に食べよ〜」「雪掻きは、、」
ーーーーーーー
大晦日。 小我太
「かなさんって、何で俺だけ呼び捨てなんですか??」俺はそうかなさんに聞いた。「え、どうしたんだい急に」「いや、、少し気になって、、」「あ〜、俺も気になる〜」横から加四六が会話に入ってきた。「、、ハハ、小我太は家族のような物だから君を付けちゃ変だろ??」「家族??」「ハハ、そんな理由だよwwあ、お酒が切れた、、取ってくるよ〜」「、、、、」「自分で聞いて赤くなってやんの、、」加四六はそう俺の頬を叩いた。
ーーーーーーー
現在。小我太
「、、、、」時間が止まったようだった、、かなさんが死んで良い理由なんてない、、何処を探しても、、悪という言葉が一番似合わない人、、誰にでも、、悪の部分がある、、風磨も、、加四六も、、狂唖や、、好橆帰さんにだって、、かなさんには幸せになってほしかった、、それだけなのに、、
ーーーーーーー
「、、何これ、、かなさん??」俺はそう梵に尋ねた。「かなさん、、??あぁ、コイツが切嗣要??」「、、、、」「いやさ、別に興味ないんだよね、お前の知人が死んでも」「、、っ、、ラァァ!!」俺は梵に向かって槍を刺しつけた。「、、!?ハハww力だけの攻撃が、、対して力もないくせに!!」「、、!?」槍が、奪われて、、!!「、、ガハッ!!、、っ、、!!」「、、ちょっと阿蚋に仕事頼まれてんだわ〜、、あ、そうだ、、狂唖にも会わなきゃ、、お前に会う用事は終わったからさ、、ここで寝ててくれる??」
ーーーーーーー
大晦日。小我太
「そうか〜君の誕生日は2日か、、じゃあ次からは2日に祝おうかな、、」かなさんがそう言うと俺は首を横に振った。「え??26日で良い??、、そっかww君がそうしたいなら良いよ」