ううぅひっくひっく」
「なんでなの?なんでわたしがいじめられなきゃいけないの?」
顔を上げてふと鏡を見たら、もともと白い髪だったのに真っ黒になって天使の輪からは1滴の雫のようなものがついている。羽を広げてみれば、真っ白だったのに灰色だ。
そっかこれが堕天使てやつかぁ
じゃあわたしの天使生活もおしまいだね。
そう思うと手がブルブルと震えてきた。
堕天使は、天界にとって、邪魔者。
堕天使になってしまった天使は魔天の蓋から魔界へと落とされるんだって。
魔界では堕天使は最高の餌。見つかったらおしまいって言うけどその代わり堕天使は思い浮かべたものになれるんだって。
例えば、、悪魔とかを思い浮かべたら思い浮かんだ通りの悪魔になる。
「邪魔者の気配がする。」
ああ、来ちゃったじゃん別の天使がやばいけど、頭の中には
「なんでわたしがいじめられなきゃいけないの?」の言葉しか思い浮かばない。
ガチャッと私の部屋のドアが開いた。
「あむ、あんたはここでさよならね。」
「今すぐ魔天の蓋に連れ行って、堕としてやるよ。」
そう言って天使たちはわたしを部屋から連れ出した。
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