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―Episode 3―
佐藤先生が再び教室に戻ってきた。
佐藤先生)「皆さん、午後は初めての“異能適性確認テスト”を行います。荷物をまとめて、講堂まで移動してください」
くれな)……異能適性……テスト……?
その言葉に、教室がざわついた。
陽キャ1)「うわー、いきなり能力使うやつかよ!?燃えるー!」
陽キャ2)「よっしゃ、初戦から全開でいくぞー!」
くれな)[……いやいやいやいやいや!?!?ムリムリムリムリ]
くれなは急に顔色が青くなった。みんなが楽しそうに準備を進める中、ひとり心の中で焦る。
くれな)[私の能力……正直、あんま使わんからなぁ..というか見せたくねぇ…]
佐藤先生)「講堂に入ったら、順番に名前を呼びます。自分の能力を簡単に説明して、実演できる人はしてみてください。無理に使わなくても大丈夫ですが、“申告なし”という記録になります」
くれな)[……申告なしって、まずくね?飛ぶだけでいい?((]
くれな)[なんで能力の説明しなきゃならねぇんだよ…]