「いらっしゃせ〜」
「おい中間、それくらいはちゃんとしろよ」
「すんませ〜ん」
俺はコンビニでアルバイトをしている中間淳太。いつもシフトは深夜一時〜朝方五時までの五時間の間だ。
でも今日は夕方五時〜夜の十時まで。本来なら山田が入ってたんだけど、今日彼女とデートだからって休みやがった。俺には彼女もいねぇし、なんなら童貞だわ。
そうかんがえているとレジにお客さんがきた。
「いらっしゃいませ〜、袋どうします?」
「あ、お願いします」
「は〜い」
「あ、あと煙草の九番一つお願いします。」
「あ、こちらですか?」
「そうです。」
「……あの、すみません。年齢確認できるものありますか?」
多分成人してるだろうけど、一応確認だけはしとこう。
「あ、いいですよ。」
…あっさり見せてくれた、
免許証を確認すると
「神山智洋………?」
「え、あ、はい。」
「……あのWEST.の、!?」
間違いじゃなかったらWEST.の神山智洋…。
え、てかこのコンビニに来てたの?え?
「あ、あの。免許証返してもらっても…」
「!あ、すみません…」
「…俺らのこと知ってくれてるんすね。嬉しいです」
「お、俺っ、大ファンですっ!!」
「!そうなんや…じゃあさ」
“連絡先交換しませんか?”
その日、俺のスマホの連絡帳には”神山智洋”が登録された。
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中間さん(中間淳太)
コンビニのアルバイトさん。
WESTの大ファン(神山担)
神山さん(神山智洋)
WESTのメンバー。中間さんの働くコンビニの常連。基本15時に甘いものを買いに来る。
コメント
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甘味山さんや