⚠︎ 🍵👑・ケーキバース
ポタポタと赤色の液体が落ち、真っ白なベッドシーツに滲む。
首筋からはピリピリと痛みが走る。
耳元では息づかい、一所懸命噛んだり吸ったりしてる咀嚼音にも至らないほど可愛らしい音が聞こえる。
小動物みたいに弱々しく俺の服掴んじゃってさ。
👑「…っぷは、…… /」
綺麗な黄色の瞳が此方を見る。
唇に付着した血は乱れた口紅みたい。
🍵「…美味しい?笑」
コクリと小さく頷く君。
それが更に愛らしさを増やしていく。
君は俺の頬を優しく撫でた後、少し爪を立ててカリ、とする。
少しくすぐったくて痛い。
君の顔で視界が埋められたと同時に唇と唇が触れ合う感触があった。
そのまま舌を絡めてくる。
🍵「…っ”、…」
慣れない味に顔を顰める。
俺には鉄の苦い味しか分からないけど、君からしたらシロップみたいに甘いんだろうね。
離すと銀色の中に赤色が混ざった何ともいえない色の糸を引いた。
👑「…おいし、?/」
俺の真似なんだろうけどちっとも似てない。
だけどそんなところも可愛い。
🍵「おいしくない、」
俺がそう言うと、なぜか嬉しそうな表情を浮かべる。
👑「すちくんかわい、笑」
🍵「…かわいいのはそっちでしょ」
👑「んぇ、っ… /」
白い頬が赤く染まっていく。
だんだん耳まで赤くなってきている。
俺のことを揶揄いたかったんだろうけど、無理に決まってる。
だってこんなちょっと言っただけで照れちゃうんだから。
👑「…すちくんってほんま意地悪、、/」
すこし怒りながら此方を見る。
🍵「ほんとのことだもん」
手をヒラヒラさせて嘘じゃないよという素振りを見せる。
君にはそれすら伝わってなさそうだけど。
👑「もういい、…すちくん食べる… /」
明らかに拗ねながらまた俺の頬を触る。
その様子がなんだか子供みたいで可愛い。
🍵「どこを食べるの?」
👑「…ここ。」
指を指されたのは俺の目だった。
🍵「…目はちょっと……」
👑「なんで?」
🍵「ぇ…」
まさかの質問に困惑していると君の口角が上がった。
👑「…ふふ、冗談やから!笑」
無邪気に笑う顔が綺麗で可愛い。
🍵「……やってくれたね~?」
👑「ぅわぁっ?!!?」
シーツと一緒にバサっと君に飛びついた。
👑「ちょっとぉ、!w」
くすくすと笑う君。
自然とこっちまで笑顔になる。
🍵「…これ、ウエディングベールみたいじゃない?」
👑「ちょ…っ、変なこと言わんといて!/」
🍵「えー?でも…」
俺はシーツのウエディングベールを下ろし、君の顔を隠した。
そしてゆっくりと上げ、花嫁の顔を見る。
🍵「…ほらね?笑」
👑「~っ…、///」
すぐ照れて顔が真っ赤になっちゃうところも、綺麗な顔も、感情豊かなとこも、優しいところも、誰よりも綺麗で可愛いところも、俺にしか見せないところも全部ぜんぶ…
🍵「愛してる。」
部屋にリップ音が響く。
甘くて美味しいデザートをどうぞ、
みこちゃん。
めっっっちゃ久しぶりにノベルで物語書いた…
書きやすくていいですねこれ…
この後はみなさんのご想像にお任せします💝
コメント
9件
ふぁーーーー😭😭♡ ノベル尚且つフォーク受けの緑黄とか私の夢詰まりすぎててやばい 新時代のディズニーですか?? 最後の「どうぞ」のシーンが好きすぎてもうこれ絶対リピ😻❤︎ 投稿ありがとうございます^ ᴗ ̫ ᴗ^♩
ううううえぐい💝💝💝💝 ほんとこひ天才‼️‼️✨💓 言葉選び秀逸過ぎてもう負けた(?)笑、ケーキバースハマりつつあるからほんとに最高でしたありがとう‼️‼️
ふぁああああああ?!えぐッッッッ((( 最高すぎるってぇ、?! 言葉選びが天才すぎる、、!