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これは、ある高校生達のファンから始まる恋の物語である。
ざわ〃 ざわ〃
ある高校にそれはそれは美しい女の子が居た。
女の子は、昔から虐められてきて高校生になって、強く変わりたいとそう願ったのだそう。
その強い思いを神様は受け取り、華やかなThe青春を女の子に与えたのだ。
最後の場面、桜と葉が舞い散る屋上で二人の高校生がハグをした。どこにでもありそうな恋物語のようだ。
「 はぁ… 」
とても綺麗で海の近くにある大きな学校の前で憂鬱そうな顔をして立つ一人の女の子がいた。
今から、嫌なことでも起きるかのような低い溜息をついた。そんな女の子の目の前にあるこの学校、それは
柊榎大学附属高校
春から通うことになる高校の名前だ。
校舎はとても大きく、大学とは棟が別れており、校庭は人工芝で大学と高校の2つあり、校舎内には学食に、カフェ、ちょっとした文房具店などが入っており、髪染め…はまぁダメだが、携帯OKの服装自由!(カーディガンのみ)という超人気校だ。そんな学校への何が不安かというと…、
「 (…ふぇる、大丈夫かな…) 」
家で少し前から飼い始めたハスキー犬の事であった。彼女の家は少し遠く、犬を一人にして大丈夫かと、心配でこのような溜息を着いたのだろう。止めていた足をまた、ペダルへと戻し紙袋を持ち家のある海の方向へと走り出した。
20○○年 4月8日 [ 春 ]
体育館にて
校長「〜 〜 〜 ーー 〜 」
暖かい風が穏やかに吹く頃、柊榎高校では入学式が行われていた。
当然、そこには前の彼女、〔 古鷹 あゆみ 〕も居た。
あゆみ「 (……長すぎるわ、) 」
前の大人しそうな女の子の姿はそこにはなく、これが本来の彼女の姿なのかと驚く程に、
” 陽キャ “
であった 。
1 ー E教室にて、
ざわ〃 ざわ〃
女 「 ねぇねぇ、あゆみちゃん! 」
女「 あゆみちゃんって 〜 … 」
女 「 凄いね、あの子。凄い人気… 」
女「 そりゃ、あんな可愛かったらねぇ。絶
対、Beautyから声かかるよ、あれは。 」
入学式でも、クラスでも一際目立つ彼女はそれはそれは可愛い顔立ちである。
だが、顔立ちだけではない。校則で禁止されている筈の髪をオレンジに染め、三つ編みハーフアップをカーキのリボンで結び、耳にはさくらんぼのピアスをしている。そりゃあ、目立つでしょうよ。
そんな彼女をクラスの殆ど全員が囲いこんでいる、その時
コンコンコンッ
ドアを叩く音がした。
? 「 Beautyの東 紫夏です!古鷹あゆみちゃ んいますかッ 」
あゆ「えっ、私??」
紫夏「 君?!君だよねッ、そこのオレンジの 子!! 」
そう、元気よく…いや、覇気のある声で話しかけて来たのは、赤色の髪が良く似合う紫夏という人だった。あの感じからして、多分先輩であろう。
それにしても、Beautyって言っていたような…
紫夏「 あッ、ごめんね急に! 」
「 私、Beautyの3 年生 東紫夏!よろし く! 」
あゆ「 び、Beauty…??あ、私は古鷹あゆみですッ 」
思っていたように、やはり先輩だったらしい。
仲良くなれそうだ、そう思った時廊下から凄まじい黄色い歓声が聞こえた。
キャーーーッッ!!!〃
あゆ「 え、なに〃?! 」
紫夏「 あッ、もしかして! 」
廊下に行き良いよく飛び出す紫夏先輩。私もその後に続いて廊下を見ると、腰が抜けそうだった。だってそこには……
瑛太「 今日の撮影って 〜 …… 」
永田「 放課後の 〜 ……… 」
中学校1年生から大好きだった推しがいたのだから。それに、結構仲も良かった。当時はバスケをやって居たし、部活にも入っていた為男子とは仲が良く、その男バスの繋がりで知ってまるで自分を女の子ではなく男子として扱ってくれているのに嬉しかった覚えがある。
そんな、大好きな推しが自分に気付かないわけもなく……
永田「 〜 … ッて、 あれ。 」
瑛太「 あ、 お前 。 」
あゆ「 ひッ、久しぶりデスッ!! 」
緊張のあまり、裏返った声で上記を述べると当時と変わらないような笑顔で
永田「 瑛太居るからって緊張しすぎな、笑 」
瑛太「 声裏返ってたぞ今、笑 」
あゆ「 (ひぃ〜〜ッッ … !) 」
オレンジの髪を揺らしながら、赤くなった顔を両手で包む彼女を紫夏は不思議な顔で見ていた。
紫夏「 あれ、3人とも知り合い? 」
永田「 中学校の時の後輩ですよ 」
紫夏「 成程、道理で仲が言い訳だ 」
紫夏「 ッて、そうじゃなくって!!私ね、あゆみちゃんにBeautyに入って貰いたくて来たの! 」
あゆ「 …え、 」
校章と制服の紹介
〔校章⬆〕
〔制服⬆〕(男子も似たような感じ)
この制服に、あゆみはハウル柄の大きいカーディガンを着ています。⬇
〔 靴と靴下 〕
可愛いくないですか( ‘-’ )
ではまた次回お会いしましょうッ!