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次の日、俺はあのまま寝てたらしい。いつもより少し遅めに目が覚めた。tyさんのおでこを触る。もう熱も下がっている。
朝食を作るために起きようか、と思ったがまた彼を泣かせてしまうのも嫌だからそのままtyさんが起きるまで待っていた。
「……ん、んぅ?」暫くしてtyさんも目を覚ました。「tyさん、おはよう」「がっくんおはよう」まだ頭が覚醒してない朝限定のふわふわ返事が返ってきた。「がっくん良い香りだね」「えー?今日も何もしていないッスよ?」「おちつく。すき」え、あ、いや落ち着け。tyさんが好きなのは俺の香りで……でも何も付けてないからフェロモン的なやつ?なんて 考えてる内にtyさんも目が覚めたのか少しづつ顔が赤くなってきた。
もしかして熱がまた上がってきた?「tyさん、顔赤いけど熱上がってきたか?」「……いや、その…」彼にしては珍しい歯切れの悪い返事だ。「……ガクくん」「ん?」「……すき」
可愛い。可愛すぎる。もしかしたら熱の時よりも赤いかもしれない程に顔を真っ赤にしてtyさんは恥ずかしそうに布団に潜った。
「tyさん」「……なに」「おれもすき」
そう言った途端彼は僕に抱きついてきた。 「と、tyさぁん!?」「……んふふ🌸」
可愛いなぁ。そう口にしたのは俺か、君かどちらかなんて気にもしないくらいに俺達は今幸せだ。