この作品はいかがでしたか?
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あとこの作品での世界は別世界です。現実なら宗教的にアウトだったりするものもありますが、
として考えてください。宗教関係なしです。
それでは
信じるものは救われると
神は裏切ることもあると。
欲に溺れる者は神に見捨てられない時もあると。
蛇田中かなめside (正午)
蛇「はぁ、、、」
今日も今日とて嘘の教えを説く。
人間なんて信じ込ませたり、洗脳させるのは楽なもんだ。
【教会重要人物以外立ち入り禁止】の扉を開ける。
ここから先は生活や、自主的な部屋。いわゆる“一般家庭”のような部屋割りされている。
リビングや寝室、地下研究室、個人の部屋、もちろんそういう部屋も、、、使ってないケド。
ここが立ち入り禁止なのである。
なぜなら、僕達は【人外】だから。
姿がバレてはいけないから。
扉を閉め、背中に閉まっていた羽を広げる。僕は【堕天使】。
別の世界では、【サマエル】なんて呼ばれているらしい。
確かにさ、地下世界荒らしたけどさ、、、。
某人間にぶどうとかりんごとか食わせてないよ!!
『我々の目的は、人間を『殺さずに』貶めること。』
この世界では何百年にわたって、人間と人外の戦争が起きている。
それを止めるために、神に近い力を使って、人々を誘惑しているのだ。
人間は、宗教、思い込みに弱い。確か、プラシーボ効果だったか?
人間は神仏を信用しすぎている。実に哀れで、醜くて、汚れた生き物だ。
僕はその信者をまとめる教祖というわけさ。
僕の左翼は半分に千切れ、矢が刺さっている。これが、【神に見放された】証だ。
まぁ、【哀れな信者】には見せないからいいんだけど。
リビングでご飯でも食べようかと思って来たら。全員いるではないか、、、。
蛇「全員考えること同じか?」
要「さぁw」
こいつは要・肖蘭。男。(ちなみに僕(蛇田中)は女な)この世界で一番でかい大陸の半分以上を占める、シン國と呼ばれる人間が圧勝した地域で拾った【ナーガ】の一種らしい。人間の姿は、誰かの姿に似せないといけないらしい。
んで、俺に似せてきた。地味にイケメンなのが腹立つ(((
役割は裏方の仕事や秘密に気付いた信者への記憶操作である。
溶「今は昼だから、、、お腹空くのも、、、普通じゃない、?」
この内気ショタはМельт・Радеар(メルト・レディアー)。シン國北側で拾った混沌と破壊をもたらす邪悪な炎属性【ドラゴン】。もう神様でいいんじゃね?
崇められるのが大の嫌い。そのため、物凄いコミュ障。
女装や甘いものが好きなので、表向きでは女装してシスターとして、情報収集をしている。
あと可愛い。
桃「はーいw今作ってるからw」
キッチンから聞こえた声の主で和服を着ているのが迹姫桃桜(とひめ もも)。唯一人間と人外が共存している倭国の神様【倭迹迹日百襲姫命】の生まれ変わり、その国で拾った。前世では最悪な4に方をしたので今世は幸せだといいな。一応人外。彼女もシスターとして情報収集、そして家事を担当している。
薬「たまには休ませてちょうだいなニコッ」
ソファーでくつろぐ、この白衣を着た体のバランスの良い金髪眼帯お姉さんはラティップ・レクアス。ガチモンの医療の神様、【アスクレピオス】の代理人。聖地グキリアで監視人としてついてきた。漢という男が寄り着くので、裏方や薬の研究、医療班をしている。
もう監視人の役目は降りたらしいけどね。
五人でこの教会を立ち上げて何年経っただろうか。
仲良さすぎて覚えていない、、、。
ご飯ができ、食べていると、ラティが急に話し出した。
薬「そういえば洗脳薬の話になるのだけれど、あれの試作品を飲んでみて欲しいのよ。」
蛇「おい待てそれ誰に飲ませる気?」
薬「安心なさい。効果は3時間だけよ」
蛇「3時間も長い!!」
誰が話し出すか四人を見ていると、メルトが恐る恐る話出す。
溶「あの、、自分と桃桜さん、パスで。今日は、、、あの、、、」
蛇「あぁ、晩餐会があったな」
今日の午後から数日間、各地のシスター同士で晩餐会があるらしい。メルトと桃桜はパスだ。
桃「ってことは、、、。」
要「え?」
蛇「あぁ、肖蘭。可哀想に。」
要「待って、なんで俺が飲む前提なの!?」
蛇「僕は別の薬飲まされるから、、、ね」
薬「えぇ。かなめ様の言う通りよ。」
要「元々俺に飲ませる気満々だろ、、、」
薬「なんのことかしら(^ ^)」
要「味方じゃなかったら鳩尾一発殴るところだった」
薬「じゃ、この薬を寝る一時間前に飲んでね。」
そう言ってラティは肖蘭に超怪しい薬を渡した。
夜八時頃。ラティに呼び出されて、薬を受け取った。
なんの薬なのかは教えてもらえなかったが、きっとまずい薬だろう。タブン
自室で飲んでくれというので、早速飲んでみた。
最初は何も感じなかったが、徐々に徐々に、、、暑くなって、、、
だんだん、、、意識も、、、、、、朦朧、、、、、、して、、、?
そこから先の記憶は、全て飛んでしまった。
要・肖蘭side (同時刻)
ラティ姉からもらった薬を飲んでみる。
超怪しくて、絶対良くないことしか起きないと思った。
洗脳薬の類と言えど、変な呪いがかかったり、失敗してもおかしくない。
自室で慎重に戸締りして、飲み干す。
、、、?
おかしい
何も起きない。
嗅覚がよくなっただけか?
甘い匂いがする、、、。
なんだか、優美な、、、魅惑を感じるような、普通とは思えない甘い匂いがする。
昔、、、そうだ。発情期になった仲間から香る匂いに似ている。
俺は特殊体質なのか、発情期がなかったが、仲間は10年に一度くらいの周期で来ていたっけ。
それにしても強い匂いだな、、、。
おそらくかなめ様だろうと、彼女の自室へ看病しに行った。
ガチャ
要「かなめ様〜、大丈夫ですか〜?」
部屋を開けると、甘い匂いが強くなる。もう甘ったるい。
蛇「ふぇ、、、あ、、、しょーぉらん?トロンッ」
顔がほんのり赤い彼女に、少し驚いていると、彼女から話し始めた。
蛇「しょーらんっ、、、なんかねっ、らてぃからもらった薬っ、飲んでからっ、体っ、暑くて、、、おかしーの、、、」
一瞬で悟った。、、、媚薬飲まされてるな。アイツ、次あったら覚えとけよ、関係なしに鳩尾K.O.してやる。
にしても、、、えr((((
だめだ、、、いくらなんでも上の存在。そんなはしたない事したら、、、なんて言われるか。
俺が戸惑っていると、彼女は俺をベッドへ引き寄せ、押し倒した。
要「おわっ、、、ちょ///かなめ様ッ!?」
蛇「しょーら、、、治せるッ?」
要「治せますけど、、、かなめ様、嫌がったりしません?」
蛇「んーんッ。治るならっ、、、てーこーしないっ!」
要「、、、分かりました。」
そう言って、彼女の頬に、自分の唇を重ねた。
next…❤︎20
蛇田中視点からスタート
コメント
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早くね、、、?