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君は僕を愛しているのかも , しれない。
僕は君を愛しているのかも , しれない。
物語の中では。
気づけばAnti-Voidを歩いていた 。 あの子に会うために。
また、嫌がられるんだろうなあ、それで、喧嘩してさ、結局僕がぐるぐるにされちゃうんだ。
誰かの影が見えてくれば、それは何処からか奪ってきたであろうチョコレートをつまんでいた彼だった
駆け足で近付きながらいつもと変わらぬ笑顔で彼の名を呼ぶ
「 Error。 」
❁⃘*.゚ Errorside
ああ、なんとも鬱陶しいヤツがまた来た。
俺の元に来れば俺の名を呼び、気が済むまで居座る。
あと、厄介なことに忘れっぽい。だから俺にいつも触れようとしてくる。その度に「接触恐怖症なの忘れてたんだ!」なーんて言って、しばらくすればまた忘れる。時々インクが切れれば何も言わなくなるし、とにかく扱いづらい。ただ、不思議なことが一つある、
「 …ink 」
アイツを見れば何故か、嬉しさがくつくつと浮かび上がって来るんだ。
「あれ、Error。珍しいね、今日はメガネしてるの?」
「ああ…まあな、」
返事をすればふいに目を逸らしてしまう、ため息一つ付き目をinkの方に目を向ければ、
俺に触れようとしてくるのが見えた、飛び上がるほどに驚いた…という訳でもなく、すこし
びく、とはしたものの、大きなリアクションはしていない。それよりもまた忘れたのかこいつ、という呆れの方が大きかった。
じゃあ、いつものくだりで注意か、と言葉を出そうとするがそれを体が止める、
( …ッは? )
あともうちょっとでinkに触られるって言うのに、こんな肝心の時になんだ?バグったか?
だめだ、もう今言ったところで間に合わない。触られる__
そう考えているとinkが何を思い出したようにハッとする。
「そうだった…君、接触恐怖症だったよね」
「 お、おう… 」
マフラーのメモでも思い出したのか?とにかくこいつが思い出してくれたおかげで助かった、安心してまた溜め息をつくとソウルの鼓動が先程よりも少し早くなっていることに気が付く。
まあ、あと少しで触れられそうだったからか…。そうだ、そうだとも、…いや、違うかもしれない。
まさか…な、そんなことがあるはずがない。俺が、アイツに、触れられるのを…期待していた?
𓂃𓂂ꕤ*.゚ inkside
Errorはとっても分かりやすい。本人はそこまで重大視してないかもだけど、ノイズの中に不思議なものがまじれてる。なんだろうな、って見て見たら、文字が書かれてたんだ。
まあ、「嬉しい」だとか「悲しい」だとか、感情を表してるらしい。
だから、ってのもあるかもだけど、表情に出やすいんだ、Errorは。
なんでも恥ずかしがって直ぐに顔を赤くしちゃったり(この場合青く、の方がいいのかな…?)
すっごく、面白いし可愛いからいいんだけどね、
…嗚呼、この時間が一生続けば、何も怖くないのに、ずっとひとりじゃないのに。
…ただ、1人の僕を考えただけでも吐き気がしてくる。
みんな、恐怖症は分かるでしょ。そうそう、怖いもの。
まあ、怖いものと言えば、Cで言う牛とか…Nightmareでいう、ポジティブかな、
Errorは触られるのが苦手、それで僕は…「 孤独恐怖症。 」
昔、ずっとひとりでいたんだ、何も無い空間に閉じ込められて、僕の元いた場所も、皆もきえて、ソウルも空っぽになった。だから。きえたくても、きえられない。
ああ、もうこんな話やめようか、重たいよね。そんなことより今を楽しんで生きた方がいい、
いや、僕はもう死んでるのかな?…、ああ、あの頃ああならなければ、僕は今頃何してたのかな、
Errorもつくづく可哀想だよね。元の体で生きてる訳じゃないし、誰かに触れられないなんて、もっと可哀想だよ。
でもやっぱ………………………、
君は僕のこと好きなのかな 。