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こんにちわ、はじめまして。僕の名前は白雪 冬鈴(しらゆき ふうり)。大きな丸メガネ(度は入ってないよ)を掛けた、見 た目が地味な高校1年生。
今日は、大阪の学校から転校生が来るらしい。転校生が男子だと聞くと女子たちは「イケメンがいいなぁ」とか「彼女いたりするのかな?」と興味津々。そうしてるうちに、先生が教室に入ってきた。
先生「みなさん、おはようございます。今日は、転校生が来ています。転校生くん、入ってきてください」
そう言うと、ガラガラガラと教室のドアが開いた。ゴクリとみんなが唾を飲む。その中、転校生は大きなバッグを背中に背負ってゆっくりと教壇の隣に立った。
先「みなさん、この子は今日転校してきた、**黒凪 千夜(くろなぎ せんや)**くんです。わからないことも多いかもしれないからみんな教えてあげてくださいね。じゃあ、黒凪くんあいさつを。」
千「…黒凪 千夜です。よろしくお願いします」m(_ _)mペコリ
先「えーっと、さっそく席はどこにしようかな...?うーん、じゃあ白雪くんの隣ね。(気分で選んだ)」
冬「えっ⁉僕のとなりですか⁉」
先「うん。黒凪くん、わからないことあったらあの白雪くんに聞いてね」
千「…わかりました」
すると、また大きなバッグを背負ってゆっくりと隣の席についた。
冬「は、はじめまして…ぼ、僕の名前は白雪 冬鈴。よろしくね…」(少しコミュ障)
千「…よろしく」
目線は学校の外に向いているが小さく返事をしてくれた。さっそく、休み時間になると黒凪くんの机の周りにたくさん人が集まってきた。
モブA「ねぇ、黒凪くんって彼女いる?」
千「…」
モブB「黒凪くんは好きなものとかあるの?」
千「…」
相変わらず黒凪くんは外をみている。それでも、みんなは質問攻め続ける。
冬「あ、あの…みんな、多分黒凪くんこんなにたくさん質問されると困っちゃうと思うよ…?」
僕の言葉に一瞬として教室がしんと静まった。
冬(あれ、僕変なこと言っちゃった…?)
モブC「それもそうだね。ごめんね黒凪くん。みんな、一旦席に戻ろう」
すると、みんなはゾロゾロと席に戻っていった。そして黒凪くんは驚いたように目を見開いた。
冬「?。どうしたの?黒凪くん?」
千「いや、あの…ありがと…///」
うつむきながら、小さくつぶやいたその言葉を聞き逃さなかった。
冬「ふふっ。どういたしまして!(天使の笑み)」
こうして不思議な転校生との誰にも言えない秘密の日常が始まった。