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わぁぁ、、、えも〜……… 好きだわ。
中人)うぉわ……めちゃくちゃすこ……
好き
ある日、君が僕に恋しているのだと気付いた。
始まりは些細なことだった。
ふとした時に目が合ったその時の君の目があまりにも綺麗で蕩けていて、僕は一瞬考えるのを辞めてしまった。その時は気のせいだと思ったがそれからも、それからも……君の態度や仕草から僕に恋しているのだと気づいた。だが何もないまま時間が過ぎていった……
やはり君が僕に恋をしているのは分かった。だが、告白は一向に来ない。もしかして僕の勘違いか?いやいや、そんなことないはず と首を横に振ったり悶々と自問自答の繰り返し。
しかし自問自答は意外とあっけなく終わった。
「そうだ。僕の方から告白すればいいのだ。」と……
そう考えれば行動は早かった。
君の靴箱に手紙を置いて、君が屋上に来るのを待った。空は雲に覆われてどんよりしているがそんなのは関係ない。きっと告白した時君の口から発せられるのはハッピーエンド。そう思っていると、
「ごめんごめん!!どうしたの?」
相変わらずな態度の君が来た。僕は心を落ち着かせてその言葉を口にした。
「僕と付き合ってください!!」
君の答えは決まっているはず。しかし……君の口から発せられたのは
「気持ちは嬉しいんだけど、ごめんね…好きな人がいるんだ」
無常 バッドエンドの言葉だった。あれ?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで?そんな思考ばかりグルグル回る頭の中で答えを絞り出した。口にした答えは、
「だ、大丈夫だよ。急にごめんね…」
案外淡白なものだった。そんな言の葉を言うと、君は
「こっちこそごめんね……」
と言って足早に屋上を去っていった。君の姿が小さくぼやけ始めた頃 僕は思わずフラッとフェンスにもたれこんだ。空は僕を馬鹿にするほど清々しい夕焼けだった。誰も同情なんてしてくれないさ。
あれもあれもあれもあれもあれもあれもあれもあれもあれもあれもあれも!!全部僕の思い違いだったのだから……僕はどうしようもない馬鹿だ…
「ははっ…本当に馬鹿だ…本当に……」
片思いしていたのは僕なのに……この恋はもう夕焼けの空に溶けていってしまったのだ。空はもう日がどっぷり暮れていた。もう夜が来る…この恋に気付かなければ幸せだったのだろうか…
さよなら、僕の最初で最後の恋