「ライッッ!!」
『ぇ、』
ガシャンッ。
敵に夢中で気づかなかった上から降ってきていた鉄骨。
マナが俺を押してくれたおかげで敵は下敷きなっていた。
いや、敵もだった。
『……マナ、?』
ぺたんと座り込んでしまっていた俺に見えたものは、
マナの片手だけ。
その片手も徐々に染まり、自分の膝元まで来ていた。
『マナ……マナッッ!!』
手遅れだと身体が理解していても、頭は理解しきれていなかった。
認めたくなかった。
『……マナ…』
自分の不注意でマナを傷つけた。
マナを、マナを、、、
もう、相方失格かな、?
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