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夏目友人帳 夢小説
苦手な方は🔙
第2話
はじまるよ〜
「おはよう。夏目くん」
「水野、おはよう」
朝、
偶然見かけた夏目くんと登校していると、昨日の事を思い出した。
「夏目くんは、『妖』が見えるんだよね。私と…同じで 」
「あぁ、見えるよ。はっきりと」
夏目くんは『妖』が見える。
私と同じで。
( そういえば… )
転校初日の朝、「夏目」という名前を聞いたとき、何か聞き覚えのある名だと思ったんだった。
でも夏目っていう知り合いは居ないし、夏目くんにも会ったことは無い。昨日が初対面だった。
私は気になり、聞くことにした。
「ねぇ、夏目って苗字何処かで聞いた事があるんだけど…先祖や家族とかに少しでも有名な人はいる?」
少し考える素振りをした後に、夏目は口を開いた。
「…うーん、あ。もしかして、夏目レイコという名前じゃないか?俺の祖母なんだ。」
( レイコ… )
「妖から…聞いた事があるような。」
「あぁ、妖界では有名だと思う。夏目という苗字はそこから聞いたんじゃないか?」
多分…。いや、絶対そうだ。
私には、『茜』という仲のいい妖がいた。
『茜』と話をしていた時に、よく耳にした気がする。
「強く…美しい、女性だった。」
なぜか声に口に出してしまった。
「…見たことがあるのか?!」
(写真等で)
夏目は食い気味に言った。
「あ、いや…仲のいい妖が、そう言ってた…と思う。」
「そう、か。あ、学校に遅れる!急ごう」
「う、うん!」
ー 第2話 レイコという名。 ー