『ダンガンロンパfuture』
「モノクマ…!?」
「そうですそうです、偉大なるモノクマです!」
「何年もの時を得て、復活!」
「…最悪だ」
「ど、どうしよう…」
「みなさんはもうお分かりのようですが、ここにいる15人は全員超高校級です」
「ここから出ることは不可能!出るには…」
「人を殺して、学級裁判を生き抜くこと!それのみでーす!」
「う、うそ…」
「まぁ、頑張ってくださいね〜、ちなみに今回もタイムリミットがあります」
「明後日の21時、それまでにコロシアイが起こらなかったら…」
モノクマは無言で爪を見せつけた
あんなものに恐怖は感じないが、今までたくさん見てきた…
モノクマには対抗できないと
「じゃあ、じゃあねー」
そういうと同時に、ホールに煙が蔓延した
そして、俺の意識はゆっくりと消えて行った
【???】
「…ん」
腰の痛みで目が覚めた
パーティーホールにいたはずなのに、気づいたらまたベンチで寝てしまっていた
でも今のはきっと…夢じゃない
「あ、起きたな」
「…さっきの」
「覚えててくれたんだな…あの話、どう思う?」
「…本当だろうな、モノクマが出てきてるし」
「でも滅びたはずだろ?ダンガンロンパは」
「…今はわからない」
「そうか…」
俺たちの間に沈黙が流れた
この沈黙を終わらせたのは相手の方だった
「なぁ、自己紹介しないか?」
「自己紹介?」
「ほら、もしかしたら共同生活するかもだし…」
「確かに…」
荒「俺は荒川瑞稀、超高校級のアイドルだ。よろしくな」
柳「よろしく…俺は柳沢ミライ、超高校級の探偵」
荒「そうか!よろしくな!ミライ!」
柳「声が、声がでかい…」
しかも初っ端からタメ口で名前呼び…
アイドルだからかコミュ力高いな…
荒「早速だけどさ、ここを回ってみないか?他の人にも会ってみたいし」
柳「確かに…そうだな、一番ビルから行ってみるか?」
荒「だな!ビル探索レッツゴー!」
そう言い、軽快な足取りでビル内に向かう瑞稀と共に走って行く時
俺はこれから起こる絶望的な出来事に気づいていなかった
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