rd「…ねぇpn」
pn「ん?どうした?」
rd「pnって今までどうやって生きてきたの?」
pn「…難しいこと聞くねぇ、笑」
pn「まぁ、貴族の中では上のランクでいい暮らししてるよ笑」
pn「…兄とは比べられるけどそれ以外は変わらないし、使用人たちとは仲がいいんだよ?兄よりも」
rd「pnは必ずありがとうって言うもんね」
pn「うん。そりゃね!やってもらってるんだから」
rd「…そーいう所がpnのいい所。俺も好き」
pn「rd…ありがと、笑」
pn「さてと、俺は晩ご飯の準備しに行こうかな」
rd「俺も行く。手伝うよ」
pn「え、いいの?」
rd「pnがやるなら俺もする。」
pn「疲れてない?」
rd「うん。俺は奴隷だよ?」
pn「…」
rd「行こ、俺もpnを手伝いたい。」
pn「わかった!一緒に行こ!!」
rd「うん。」
pnは少し戸惑っていた。
でもrdの変わらない声色、表情は
pnにとっては少し怖かった
どれだけ過酷な場所にいたのかを物語るような その目…
真っ直ぐとpnを見つめる目は光も希望も見えなかった
pn「ここだよ」
rd「人多いね…広いし」
pn「でしょ〜!すごいよね!」
rd「…うん。」
pn「使用人さん!!お疲れ様です!」
A「お疲れ様です!pn様」
B「お!今日も来てくれたんですか!」
pn「うん!手伝うよ〜!」
B「助かるよ」
C「その子は?」
pn「Cさん!この子はrd!」
C「rd?よろしくな」
rd「…よろしくお願いします。」
A「奴隷かな?」
pn「うん、!笑」
A「pnのことだし可哀想だったんだろ〜?」
pn「えへへ、、笑」
B「…まぁ、よろしくね?」
rd「ペコ」
A「さてと!夕食の準備するよー!!」
Aさんがそう言うと奥の厨房から沢山の声がした
「うぉー!!!」
pn「今日も元気いっぱいだね!」
B「そうだろ??」
pn「さ、rdも着いてきて!」
rd「うん。」
厨房では約10人ほどの人が料理を作っていた
俺ら2人はそれを机に並べたりするのを手伝っている
そうして、夕食の時
rdは部屋に戻って、、
父「pn…奴隷を可愛がるのはいいが、、何か理由があるのか?」
pn「え、、特にないけど…」
父「そうか…」
兄「俺も奴隷欲しいなぁ」
母「あら、いいんじゃない?お金なら出すわよ」
父「良い奴を買ってこい」
兄「ほんと!ありがとう。父さん」
pn「…笑」
父「カイトはいつも頑張っているからな!」
母「えぇ、そうですね。」
兄「そんなことないですよ笑」
pn「……」
いつもこう。何か俺が行動すれば
俺も出来る、俺もやるって
何でもかんでも俺から奪わないでよ…
父たちと距離が近い兄は
何でも自慢をする。
そのため俺よりも何でもやっているように見える
でも正直、勉強は俺の方が出来る
使用人には
兄より点数が高いと不正だ!と言われるから
父に伝える時は兄より低くしといて
と言っている。
スポーツも苦手なところはあるが
技術は俺の方が勝っているんだ
使用人に言われた。俺には才能があると
ただ、それを俺は隠した
どうせまた不正だ!と怒られるだけだから
そうして、気がついたら
俺はいつだって兄より下にいるよう気をつけていて、、
父と母には落ちこぼれと言われるようになった
まぁ、それでいいんだけど
だって、俺は知ってる
この家の跡取りは兄だから
僕は所詮ただの引き立て役なのさ
僕は目立ったらダメなの。
それは、貴族ならではの
暗黙のルールだから
上の者に逆らうのは死ぬのと同じだと…
pn「兄さんは奴隷を買って、どうするの?」
父「確かに!なにか理由があるのか?」
兄「ん〜、特に理由は無いよ。でもせっかくなら身近の世話もしてもらいたいじゃん?」
母「ふふ、いいじゃない笑」
父「お前ならきっと調教もすぐ出来るだろう。」
兄「もちろんさ」
父「明日にでも選びに行こうな」
兄「ありがとう父さん!」
母「どんな子か楽しみね」
父「女がいいだろう?」
兄「女もいいけど男も面白そうなんだよね〜。pnみたいに大人しい男なんて調教しがいがありそうじゃん?」
父「ん〜、、身近の世話をしてもらうには力もいるからな」
兄「うんうん♪流石父さん」
父「じゃあ、明日は朝一に行こう」
兄「うん!」
pn「楽しんでね、笑」
母「pnもしっかり調教しないと、奴隷はすぐ逃げるからね?」
pn「母さん…分かってるよ、、笑」
部屋に戻った時、rdはベッドの隅で体育座りをしていた
pn「rd?」
rd「…あ、おかえり」
pn「ただいま〜」
rd「……」
pn「どうした?」
rd「…え、いや、、なにもないけど 」
pn「そぉ?」
pn「…兄さんも奴隷買うんだって」
rd「へ〜」
pn「なんでもかんでも真似するの、辞めて欲しいなぁ笑」
rd「どうして?」
pn「どうして、、なんでだろうね 俺もわかんないや笑」
rd「…pnはpnなんだからさ、もっと自信もてば?」
pn「笑、rdは優しいね…((ヨシヨシ」
rd「うぉ……((ピクッ」
pn「自信持てるよう頑張る!!」
rd「うるさっ」
pn「えぇ、そうかなぁ?笑」
rd「…いいと思うよ、笑」
pn「!…へへ 笑」
rd「…ご飯が毎日食べれるのっていいね」
pn「そうだね、」
rd「…いつか、pnと一緒に食べたい」
pn「いいよ?」
rd「…食事って、そんな簡単にできなくない?」
pn「……うん、」
rd「地位を守るのも大切だよ。俺の事大切なのは、もう伝わってるから。。」
pn「…うん。」
rd「それに、俺は……」
pn「ん、?」
rd「やっぱ、なんでもない。」
pn「…そっか、」
rd「…俺はこれでも幸せ。」
pn「ほんと、!なら良かった…」
rd「うん、ほんとだよ」
ここで、終わらせていただきます。
ありがとうございました
続きは無い。
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