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「 …… 」
裕真くん入院一日目の朝。
顔を出しに来たけどまぁ元気はない。
当たり前だ。
これから3ヶ月程度自由な行動は聞かない上に大好きなバレーもできない。
…辛いと思う。
俺は耐えれる気がしない。
今こうやって医者してるなんて思ってなかったくらいに学生の時は部活が大好きだった。
「 あ、おはようございますー国枝さーん。今日からの子の担当、僕なんで宜しくお願いしますー 」
こいつは看護師の平野啓二。
ねちっこい関西弁が特徴だけどまぁ…別に悪い奴じゃない。
仕事できるし。
「 ん、おう。宜しくな。 」
そっから裕真くんに話しかける。
「 おはようございます。ん、俺ん事覚えてるかな?俺、裕真くんの担当医の国枝優です。よろしく頼んます。んでこっちが看護師の平野啓二。ひらりんって呼んだら喜ぶから…! 」
「 あ、え、そうなの…?じゃあこれからあの人の事ひらりんって呼ぶ。 」
良かった…笑ってくれた…結構どきどきした…
そして俺は裕真くんの隣に座った。
「 あ、そうだ。裕真くんはバレー部なんだよね?俺もバレー部で一応ミドルブロッカーしてたんだけどさ。裕真くんはポジションどこ? 」
今日はもう朝から検査とかしてるし病状把握というよりまずこの病院に慣れてもらうのが先だ。
平野 啓二 ひらの けいじ
‣看護師
‣京都から派遣された
‣仕事はちゃんと楽しくやらな。
東 裕真 ひがし ゆうま
‣高校2年生 バレーボール部
‣ハイキューは大地さんが好き
‣退院したら絶対全国に行く