コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
彼は美しい
少なくとも俺はそう思う。
俺はオカシクなっているのか。
彼と出会ってから俺の人生は順調だ♡
それをオカシイと話す奴もいるが、俺にはどうでも良いのだ。
だって俺には。。。
彼が居れば良いから♡
俺はただのブラック一般社員だった。
その日も残業帰りで家に帰って30分だけ休んで直ぐに出勤。その予定だったのに。。
「はぁ〜、有給。取ってみたいなぁ、」
生ビールを開けながら呟く
「そノ願イ。叶えテアげヨウか?」
俺はその場で思考停止した
「叶えられるものなら、、え、?」
一瞬ラグが掛かったが仕方がない。
「ふフッ、言いマシたネェ?♡お約束ハオ守り致シマす♡」
「……」
「、驚かナイのでスカ?マァ此方とシテは都合が良いデすケど」
此奴が何を喋っているのか。もはや俺にはどうでもよかった。
「はぁ、」
「たッ!溜息でス!?」
「幻覚かぁ、もうそんな域まで来てしまったのか。1回病院行きかぁ、?」
これは独り言だ。独り身の俺が。1人部屋で独り言を呟いているだけ。と思っていたさ。
「病院。。其れは体調ガ悪い人が行ク所。貴方体調悪いノですカ?」
「幻だし。どうせなら、、甘えよー、」
そんな甘い考えでよかったのだろうか。
だが、この後の展開が想定できていればもっと甘えていただろう。
「ギュッ、」
俺は無言でそれを抱きしめた。
仕方がないだろう?疲れていたし、幻だと、
「疲れテたのでスね、オ仕事のし過ギは良く無イですヨ……」ギュッ、ギュギュッ
正直に言うと力が強くて潰れそうだった。
でも、それ以上に愛情を感じられて、あの時の俺にはあれがちょうど良いくらいだった。
「ん、大、、好き、、」
俺はこの言葉はこれぐらいが調度良いという意味で言ったのだが、、
「え、大、好き、、!?♡//」
「マサかの両思イと言う奴デハ!?」
「初恋でしタのニ叶うダなんて!?」
この時少し気付いたのが、言葉が段々上手くなって言ってることだ。
「んぅ、」
「か、かっ、かわいい〜!♡人間はみなかわいいのでしょウカ!他のも見に〜!って、私はもうこの方の���なのですから浮気は行けませんヨネ!私が一生貴方をオ世話致しマスからネ♡」チュッ、
そこで俺は意識が途絶えた。既に会社に行く時間は過ぎていた。
朝起きて、異変に気付く。
「あれ、俺、って!今何時!?」
パニックでしどろもどろな俺に彼は言った。
「今は〜、8時15分ですよ!」
彼は元気に俺に言い返した。
「え、だ、誰、何。、」
俺は正直死ぬかと思った。
だって2mはありそうな ⚠️◀︎この看板が話しかけてきているから。しかも表情?と連鎖されているようで中のびっくりマークはコロコロ別のものに変わっていた。
「なんで、あ、やだ、まだ、死にたく、な」
「死、?どうして私が貴方を殺すのですか?誰も貴方に危害を加えさせませんよ♡」
「あ、う、ぇ、」ボロボロ
俺はホラーやそういう層がとてつもなく苦手で、すぐに泣いてしまった。
「あ、、突然の事で困惑したのですか?大丈夫ですよ〜 」ギュゥー
彼は優しく抱きしめてくれた。俺はその優しさに触れて更に泣いてしまった。
社畜だし、ゆうに3年半位は誰とも抱擁などしてなかったし、社畜だから親にも捨てられ友達は連絡が途絶え。恋人など出来たことすらない。3年半略上司としか会話もしておらず。俺には唯目の前に居る彼に縋るしかなくて、、、
「落ち着きましたか?まだ初対面の様なものですので敬語ですが、嫌ならタメ口にしますよ♡ 」ニコ
「あ、あの、貴方は、?」
「私?ですか?異形会社ってご存知でしょうか?そこのまぁ、幹部?と言いましょうか、あ、此方免許証などです。」
「あ、ぇ!ぅ?異形会社って、あの大手企業で、俺の所の親会社ノ、、???」
「まぁ!そうだったのですか?それならお話はお速いですね!貴方。昨日限りでクビですって♡」
一旦もう一度思考回路が停止した。そのまま五分ほどたって、
「じょ、冗談、なんですよね、?」
「いいえ♡」
「だ、だって、俺がどこの会社すら知らなかったし、、」
「だから、私が貴方を今クビにしたんですよ♡」ニッコリ
「は?」涙が零れ落ちて、止まらない。
「あ、勝手に退社というのは余りにも酷でしたか?それではもう一度雇うことも、」
「いや、ごめんなさい、嬉しくて、」グスッ、
「は、?」彼の顔から笑顔が消えたことに気付けなかった。涙で顔がよく見えなかった。唯感謝を伝えてた。その間。彼は無言で、俺の話を唯聞いてくれてた。
「だからっ、本当に、ありがとうございます、!」涙が口に入り邪魔をされながらも感謝だけは感謝だけはと言葉を繋ぐ俺を。途中で彼は抱き締める。あぁ、何回抱き締められたのだろう。この腕の感覚が、この無機質だが心のある温かさが俺はどうも沼で抜け出せなかった。沼は入ると抜け出せないが抜け出せばただの汚い水?それなら、俺には沼ではなくお金のたまり場のようだ思えた。
それから月日が経つ。
俺は彼、異形さんの専業主夫になった。
彼の服を洗濯し、畳み、ご飯を作り、世間話をしたり、まぁ、大体癒し?を与えていたらしいが。そんな俺は今。
監禁されています。
「あ、あの、異形さん?お、俺。」
ダンッ!
「ヒッ、」
「はい?どうか致しましたか?♡」
怖い。怖い。でも、こんな異形さんもかっこいい♡イケメン♡美しい♡どうしてこんなに魅力的に感じてしまうのだろう♡
「もっと異形さんが欲しいです♡」
俺はもう。
「ふふっ、君ならそう言うと思って居ましたよ?それじゃあ今日も♡」
「楽しみましょうか♡」
オカシクなっているのかもしれない。