kymside.
夢を見る。
北斗と出会った時の、夢。
『あ、すみません』
「…!」
少しぶつかった時、綺麗な顔だなと思ったことを覚えてる。
そこからどんどん仲良くなったんだよね。
「え、そのアーティスト俺も好き!」
なんて気があう時もあるし、
「えー、トマト美味しいのに」
『好んで食べるものではない、』
「何…!?」
気が合わない時もあった。
『あのさ、』
「ん?」
告白してきてくれたのは北斗だったよね。
びっくりしたけど嬉しかった。
他愛もない会話から恋人らしいスキンシップまで、
どんなことも北斗とだったら幸せな気持ちになれるんだ。
『愛してる』
「…へ、」
そう言われたのは初めて2人で過ごした夜だったっけ。
「もう一回言って」
『恥ずかしいからやだ!』
思い出した。
嬉しくなって、思わずもう一回なんて言ったけど
照れて言ってくれなかったんだ。
「今度はいつ言ってくれる?」
『…数年後ね』
「ケチ」
ほんとに数年後になった今。
明日言ってもらおうかな…
ピピピピッ、
「…ん、」
もう朝か。
でも、幸せな夢のおかげでいい目覚め。
「…え?」
と、思っていた。
別れは、突然に訪れる。
「言いたいこと、できたのに、」
目の前には、認めたくない現実が突きつけられていた。
コメント
4件
まって…マジで泣きそう😭 バトン、受け取った!がんばるね💪
え?、、、ド、どうなるんですか 死ネタはもう泣くって😢