2月22日ー朝
天竺編
マ「これ、俺の兄貴の墓なんだ」
殺「兄貴?」
エ「そう」
「喧嘩は弱かったけど、かっこいいのよ」
殺「ふーん、なぜ今ここに来たのじゃ」
マ「今日は天竺との抗争だから」
「お願いしよーかなー的な」
殺「薄気味悪い場所じゃ、
こーゆう場所は嫌いじゃ」
エ「ごめんね…はは」
?「兄妹で仲良く墓参り?」
!!!
マ「お前は…」
殺「黒川イザナか」
エ「しってるの?」
殺「まぁ」
「武道と日向を殺そうとしたやつだからな」
マ・エ「え!」
イ「”殺そうとした”んじゃない」
「”殺した”はずなんだが」
「なぜ生きてる」
殺「あいにく、わしら鬼が通りかかったもんでな」
「奇跡的に救われとるのじゃ」
「体の主導権はわしがもってるがな」
イ「ふーん、鬼か」
殺「ところで貴様は、炎の鬼でよいか」
エ「炎…?」
殺「やつは武道らを殺すため、炎の鬼に自身の体を乗っ取るようにつたえた」
「乗っ取る際、体の主導権はイザナに渡った」
「そして武道らの家を燃やし、殺そうと」
「そういう計画だったか?」
イ「はっ…お見通しかよ」
マ「殺、エマを連れて離れてろ」
「イザナは俺が何とかするから、殺はエマをどっか遠い場所に連れてって」
殺「やつは鬼じゃぞ」
マ「大丈夫、早く行け」
エ「いこう、殺」
殺「…」
エ「私たちの会話って、たけみっちやひなには聞こえてるのかな」
殺「一応な」
マ「そーなんだ」
「なら今から話すことも聞こえてるかな」
殺「聞こえてるだろーな」
エ「なら、たけみっちに話してる前提で言うね」
「黒川イザナ、私のもう1人の お兄ちゃんなの」
殺「そうなのか」
エ「うん」
「…これから喧嘩するんでしょ」
殺「…多分」
エ「…男の子ってなんで喧嘩ばっかりするのかな?」
殺「?」
エ「”東京卍會総長”“無敵のマイキー”」
「マイキーは人前で強いところしか見せない」
殺「…」
「兄貴が死んだ時も、場地が死んだ時も」
「どんな時でも弱い顔は見せないのがマイキー」
「誰にもね」
殺「…」
エ「でも、ほんとのほんとは」
「今でも使い古したタオルケット握りしめてないと寝れない」
「”弱い男の子”」
殺「…」
エ「たけみっちやウチと一緒」
「だから、どっかで張りつめた糸が切れちゃった時」
「その時はウチが絶対マイキーを助けてあげるんだ!」
「マイキーがそうしてくれたみたいにね!」
「なーんて!カッコつけすぎかな」
殺「…武道、喜んでるぞ」
エ「ふふっ」
!!!!!!
エ「なんの音?!」
殺「マイキーたちの方から聞こえた」
「黒煙がたっておる」
エ「ウチここにいるから、行ってきて!」
殺「大丈夫なのか」
エ「うん!信じて」
殺「…分かった」
ダッ…!
エ「足はやっ?!見えない…」
ブーン…!
(バイクの排気音…後ろから?)
「…えっ」
コメント
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カーン!?☆カーンッ!!??☆ 轢いた!?カーンて何だカーンて!?☆ エマぢゃあああああああああああああああああん!!!!!!☆ この作品のせいでエマちゃん推しになってしまいそうだ…☆ てゆうか…鬼って結構生息してるなぁ…☆ 炎の鬼って言ってたから最後に銃を使ったか火事でも起こしたのかとしか想像出来ない…想像力が足りない…☆