「 お待たせしました、… 」
『 全然。大丈夫やで。』
『 寒い、』
ずずっ((
「 ぁ、ちょっと待っててね。」
『 ? 』
『 ? 』
がちゃ((
確かこの辺に、カイロがっと、あった!三人分持っていくか、
がちゃ((
「 ごめんね。」
「 カイロです!まだ寒いもんね。どーぞ弦くん! 」
『 ぁ、ありがと。』
「 宗四郎君もいる? 」
『 おう。おおきに。』
「 いえいえ。」
大野くんはさりげなくポイントを稼ぐタイプの男の子であった。
とことこ((
『 あおちゃん。今日の服かわえーの。』
「 ほんと?!嬉しい。」
『 似合っとるよ。』
「 えへ、」
1時間前から準備していたので素直に嬉しい大野くん。
ちょっと攻めてみるか。
「 弦君は?どう思う? 」
『 ぇボク? 』
「 ボクです!! 」
『 別に、』
がーん((
『 …可愛い、』
「 何か、ツンデレ?? 」
『 ツンデレじゃねぇっ!!! 』
明らかにツンデレ。
『 僕も思っとった。』
『 黙れ。違うし。』
そういえば行く場所を聞いていなくて着いていくことしか出来なくなった大野くん。
いや聞くべきか、気になるし、
「 そういえば今日どこ行くの? 」
『 ん~、着いてからのお楽しみ♡ 』
「 なるほど、」
マジですか。めっちゃ気になるんですけど。
ソワソワしながらその場所に向かう大野くんでした。
がたんごとん((
ここから四個先で降りるとしたら、多分、…
いや、割り出すのは良くないか、…でも気になる
※こう見えて理系の大野くん。( ? )
がたっ(( 揺
「 ぉわ、っ?! 」
『 おっと、… 』
『 ぅ”お、』
ばたっ((
ぎゅ((
『 大丈夫かよ。』
「 ぁ、大丈夫、ごめん弦君。」
『 着いたで。』
『 おう。』
え?切り替え早すぎませんか?
いや、バクした状態からそんなすんなり行ける?!僕だけ?!
宗四郎くんとは違って手繋いできたりハグしてきたりあんまりしないタイプだったから
結構びっくりしたんですけど?!
( クッソ、⸝⸝ )
実は内心結構照れてる弦君。
とことこ((
「 わ、水族館!! 」
実は魚が好きな大野くん。
『 魚好きやったよな? 』
「 うん!覚えててくれたの? 」
『 いや覚えてたのは、』
『 …、』
『 弦君やで。』
え?弦くんが?意外と記憶力いいのかな。
「 あ、ありがとう?っていうか。」
『 なんとなく覚えてただけだ。』
「 そ、そーなんだ、…? 」
まぁ、そうだよね。三年間そんな僕のこと考えてる訳無いし、
※意外とあります。
『 なんとなくー、? 』
『 なんとなくだ。』
『 ま、そーゆー事にしといたるわ 笑 』
『 は?? 』
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡50
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!