コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あるセカイ―――
たくさんの妖怪が住んでいた。
その中でも強く美しい妖怪は王とされた。
その中で一番の王は―――
性別はない。
ヨーメイだ。
今では生きているかもわからない。
ただ…
一番最初の王となり、
強かったため、妖怪たちは
本名と妖名(よーめい)を
持つようになった―――
???:
ふあぁ~…
妖名:キョン
この春、ゴー妖学校入学。
???:
キョンちゃん、どうしたの?
妖名:キキキ
この春、キョンと同じく入学。
キョン:
なんか暇だなーって
キキキ:
いや、誕生日に言うことじゃないよ!
そう、今日はキョンの誕生日。
今は下校中で今から家に帰るところだ。
キョン:
あ、私こっち。
ばいばーい
キキキ:
あ、うん!
また明日!
―――
キョン:
ただいま~
???:
おかえりなさい
妖名:キョウ
キョンの母。
キョン:
母さん何やってんの?
キョウ:
パーティの準備よ。
はりきちゃってるんだから。
キョン:
…化粧もはりっきてるってか。
若作りババァめ。
キョウ:
あら、キョンあまり舐めたこと
言ってると放り出すわよ。
キョン:
はいはい。
キョウ:
今日は出かけてからパーティよ。
キョン:
え?
キョウ:
これ被って。
黒いフード付きのマントだ。
キョウ:
行くわよ。
―――
キョン:
ちょっと母さんこんな薄暗い森で
何をしようと…
キョウ:
もうすぐよ。
キョウ:
着いたわ。
キョン:
ここって…
廃墟だ。
ボロボロの。
かつて―――
あの方が住んだと言われる―――
キョン:
え…
よく来たな。
―――
新連載!!!
完全オリジナルです✨️