注意事項は前話を見てね_(:3」∠)_
では、
行ってらっしゃい👋
side…..??
??『ッ、待っ…て、行…くッなょ』
『ッ、…くっ……ぁ』
もう何時間経ったんや…
まともに動けん……
身体中痛くて死にそうやし、
とにかくこいつを守らなあかん
半年前…
きれいな赤髪の男の子やった
うちの家は親父が戦争に行かされてから、
とことん変わってしもて…
食べるものは庭に生えている雑草に道路側のたんぽぽくらいになった。
炒めて、混ぜて、煮て、粥にして食べた。
また次の日も、その次の日も、またその次も…
次第に食べられるものは減っていって、俺は床に野垂れ死にかけていた。
その時…
<うわぁぁぁぁん!!!!…>
<ッ…ま、まッ>
<ままぁ、>
そんな赤子の母を求める声が…
後ろから聴こえてきた。
辛うじて動く自分の手と首を、
上を見上げるように逸らすと…
『ぁ、』
<、ッぐズッ…(泣)>
そこには紅くて少し埃をかぶった綺麗な男の子が、草むらの中に捨てられていた。
俺が守らんなん…
『ッよ…ッと』
足を少しずつ動かして
<ぅ”ぁ…?>
赤子を抱き抱える。
『いい子やなぁ”…』
あやすように左右に揺らしてみる。
<…ッきゃッきゃっ>
笑った…。
<まっ、>
ま?
<ママぁ?!>
え?
、こいつ俺の事おかんやと思っとるんか?
笑ッ…
『ちゃうでぇ、悠佑。ゆうすけって言うんやで。』
<?、ゆぅけぇ?>
『笑笑…、可愛ええなぁ。』
俺はいつしかそいつの面倒を見るようになっていた。
<りうら>という名前を付けた
我が子のように、育てた。
守らなあかん…たとえ何処の子だろうと。
コメント
1件
絵の感じとかお話の書き方めっちゃ好みです!