もう会う事もできない君が、今になって恋しくなるのは悪い事なのだろうか。
何も変わらない、ただの道。
💎「いふくんはさ?」
🥂「ん?」
💎「僕が浮気したらどうする?」笑
君は笑いながらそんな質問をしてきた。
🥂「お前も相手も殴る。」
💎「怖?!」
そんなくだらない会話が夜道に響く。
🥂「あ、流れ星」
💎「あ!本当だぁ!」✨
そういえば今日は流星群だったな、と今更思い出しながらも流れ星を横目に君を見つめる。
💎「いふくんは何お願いする?」
🥂「せやな…ほとけの健康かな。」
💎「え?!優しい〜」笑
🥂「ほとけは?」
💎「僕は〜…」
その時、急に地面が揺れ始めた。
🥂「何や?!地震?!」
💎「いふくん!!」
ガシャーン
🥂「はッ?」
君は俺の目の前で、瓦礫に潰された。
🥂「ほとけッ!!」
🥂「くそっ!!ほとけ!!」
何度名前を呼んでも返事はこない。
🥂「ほとけッ!!返事しろ!!」
🥂「ほとけッ!!」
その後、警察達が来てほとけは運ばれていった。何もできなかった自分が悔しかった。
あの時俺が気付いていれば、ほとけは生きていたかもしれないという事が頭にこびりついた。
🥂「ほとけ…ごめんな。」
届いているのか分からないけど、俺は君を好きでいるから。
だから、君も俺を好きでいて欲しい。
🥂「…あの時、何て言おうとしたんやろ。」
不意に思い出した。君が言いかけていた事を。あの時、君は何て言おうとしたのかを。
🥂「確かここやったよな…」
君と最後に話した場所で、君の最後の笑顔を見た場所に来た。
🥂「…」
今は空を見ても何もないけど、昨日君はここに立っていた。
🥂「…?」
一瞬だけ視界に煌めく何かが映った。
そこに行ってみると、君からの手紙があった。この事を知っていたかのように。
🥂「そっかぁッ…」ポロポロ
手紙を読んでいると、目から涙が溢れてきた。
君は、これを残すために行っちゃったんだね。
ifくんへ
俺は、いふくんが幸せになることを願ってるよ。
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