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初 コ メ 失 礼 し ま す.ᐟ 小 説 最 高 す ぎ ま す .ᐟ.ᐟ良 け れ ば 絡 み た い ん で す .ᐟ.ᐟ.ᐟ
トランスジェンダーで百合書くのもありだな( 'ᢦ' )
望まれた姿
私は女の子だけど髪は短く、制服はスカートは持ってるけど兄のお下がりのズボンを履いて学校に行って、服の系統は男の子が着るような服ばかり。
趣味もゲームやスケボーが好きだった。
男の子に生まれたかった。
男の子になりたかった。
けれど女の子に生まれてしまった以上、女の子らしい姿をみんな期待していた。
家族も、先生も。
女の子の教科書があるように。
私は好きなように生きたかった。
だけど人生というものはこの気持ちだけでは生きて行けなかった。
私の妹はまさに女の子らしい女の子で、家族にも、みんなにも可愛い可愛いと撫でられていた。
それに比べて私は、女の子なのに男の子みたいと、親戚からばかにされ親から女の子らしくなりなさいと罵倒され、先生にもスカートを履いてこいと決めつけられ、正直死にたくなった。
みんな自分の意見はどうでもいいんだと言うことに気づいた。
短かった髪も伸ばし、スカートにも足を通すようになり、教科書通りの女の子になると、突然みんなに可愛いや、そっちの方が似合ってると褒めてくれた。
ああ、これが望まれた自分の姿なんだな。
でも、ある日
おばあちゃんが、おばあちゃんだけが
「好きなように生きなさい」
そう言ってくれた。
END