⚠️わくっしょん⚠️
►赤葦&孤爪が呪術師、黒尾が補助監督
►捏造マシマシ
►キャラ崩壊たくさん(主にキャラ変)
►原作とは一ミリも関係ない
►年齢がちょっと変わってる
►口調迷子
►一年程前に書いたもの
多分1週間程で非公開になる可能性が高いです。
それでも良い方はどうぞ( ゚∀゚)つ
***
赤葦side
「あー···だっる」
今日も今日とて朝練やら体育館の鍵開けるやらで早く学校に行かないといけない中で、まだ眠っている脳を起こしながらも準備をしていた。
高専なら後数十分間は寝ていても大丈夫なのに、なんて不満を呟きながら、鉄朗君が用意しておいてくれたトーストを頬張る。
リビングへと足を進めるが、生憎誰かがいる気配はない。
研磨と鉄朗君は先に学校に向かったのだろうか、まあ二人の方が学校遠いし、早めに出るのも納得できる。
今日も学校に行って任務こなして帰ってきて寝るだけ、それだけなのにこんなに憂鬱に感じてしまうのは、何が原因なのだろうか。
ところで、
何故術師と補助監督の俺たちがこんな生活をしているかと言うと···
***
時は一・二年程遡る。
「「長期任務?」」
「そ!てつろーも含め三人での長期任務!!」
広めな殺風景の教室に二つしかない椅子と机に腰掛けながら、一年の担任が話す内容を耳に通していた。
「京治はある人の護衛、研磨と鉄朗はある高校にうじゃうじゃ湧いてる呪霊を祓ってその原因を突き止めてね」
どうやら長期任務とは高専とは別の学校で遂行するらしく、一年の担任から任務内容、今までの情報、大方全てが記載されている資料を貰った。
「エ~めんどぉいw長期任務とかマ?超だるいじゃん~」
同級生の友人は崩れない笑顔を浮かべるが、長期任務を嫌そうにしているのが口から駄々漏れだった。
「めっちゃ急だな···」
「実はこれ何週間か前に言っとけってお爺ちゃんたちから言われてたんだけど、忘れちゃってたてへぺろ☆」
「ウーワキメ顔の悟センセーかわい~w」
相変わらずのマイペースっぷりにもう言葉も出なかった。
ノリに乗る研磨も研磨だ。可愛いなんて言うと五条先生調子に乗って倍以上に面倒臭くなるのに。
「じゃあこれてつろーにも渡しといてねぇ~!」
半ば無理矢理押し付けられた資料を落とさないように抱え込む。
この分厚い資料の塊は、きっと伊地知さんが徹夜して頑張ってくれたんだろう。誤字で高等部って字が後頭部になっていた。
「···了解」
「じゃ!僕は忙しいからここら辺で話はおしまいね!なんか聞きたいことあってもまた明日来るからその時に聞いて~!」
「おっけぇばいばい悟センセ~!」
五条先生はそう言って直ぐに姿を消した。
***
そんなことがあった数ヶ月後には、其々高校に転校して、任務をこなしながら学生として頑張っていた。
そもそもの話、一般の高校一年生の中に三年生が交わると言うのがおかしいのだ。
あの時、俺と研磨は18歳くらいで、何なら鉄朗君は一つ上であった。
容姿的に考えて、周りからは少し大人っぽいと思われる程度なのだが、それにしてもこの長期任務を後輩じゃなく、俺たちに頼んだのが理解出来ない。
そんなことを考えながらも、時間は止まるはずもなく。俺は気が付けば東京都立呪術高等専門学校四年、任務先では梟谷学園の二年生となっていた。
「やべ、···そろそろ行かないと」
壁にかかっている時計の針は、普段俺が登校する時間を少し過ぎた辺りを指していた。
***
黒尾side
「へへっwちょ~ウケるww」
なるべく非術師の知り合いが通らない通学路を歩きながら、俺と研磨は軽い会話のキャッチボールをしながら呪霊の様子を伺っていた。
「マジで呪霊多すぎません?研磨さんこれ減る気配ないですよ」
「ホントそれw鉄朗にも手伝ってもらってるんだけどなぁ?なんでだろ~ネ」
···俺はあくまで補助監督の範囲でしか手伝えないのだが。
帳を降ろして、研磨さんや京治さんの手伝いをする役目、この任務もきっと研磨さんの手伝いをしてほしいと思っての頼まれ事だろう。
「もう一年も経ってるんですよ?キリがないですね」
「でもさぁ~?こう言うのって絶対なんか原因あんじゃん??···一年間呪霊の発生源を探したけど見付けれなかったし。発生源ってワンチャン非術師どもな可能性あり?」
確かに。
ここ一年間で負の感情が溜まりやすい、教室やトイレ、屋上、体育館裏。学校の敷地内全てをくまなく探し回っても、呪霊がどこから湧いているのか分からなかった。
「その可能性ありますね。···これから生徒や職員の様子も見ながら行きましょう。珍しくナイスアイデアです、研磨さん。」
「ン~~···珍しくはいらないかなァ???」
高校の近くまで来ると、毎回研磨さんはキャラを作り始める。
「クロ···早く行こ」
それを合図に、俺も呼び方や敬語を改めて、仕事仲間でも術師と補助監督の関係でもなく、只の綺麗な幼馴染みになる。
「研磨、スマホ見ながら歩かないの。ぶつかるぞ」
「···別に平気」
「平気とかの問題じゃなくてな···」
***
赤葦side
それにしても、季節の関係もあって最近はぐっと暑くなってきた。
今年の1年は夏服がまだ無くて暑い暑いと嘆いていた覚えがある。
1年は1人凄い奴がいるんだったよな。特級呪物丸呑みしたとか何とか聞いた気がする。後輩好きの研磨が奇声を上げていた記憶はまだ新しい。
任務で来たこの高校は、ちゃんと夏服も冬服もブレザーもカーディガンもあって、色々と便利に思う。
「あかぁ~しぃぃっ!!!!!」
「うぐっ」
急に大声を出して飛び付いて来たと思えば耳元で挨拶をするデカイミミズクヘアーの男。
実は俺の護衛任務の対象となる非術師が、この男だったりする。
「おはようございます。···暑苦しいので少し離れてください」
「えー!いいじゃん!!」
実はこの木兎光太郎くん、呪霊ホイホイだったりもする。だから気ぃ抜くと襲われる可能性もなくはない。
てかこのデッケェ図体で俺より年下とか。
可愛いかよ
「それより早く行こーぜ!!!バレーしたい!!」
そう大声を出しながら半ば強引に肩を組んできた。
通学路を歩く生徒も増えてきて、何人かの視線が俺と木兎くんに突き刺さる。当の本人は全くもって気にしていないが。
あんま目立ちたくないから辞めてほしい。
「ホンット朝っぱらから元気ですね···」
元気越えてちょっとうるさ······ハイ
***
孤爪side
「__ だからこれが _ でこうなって ___ ~?」
俺は先生の声に耳を傾けながら、黒板に書かれた文字をノートに写したりもせず頬杖をついていた。
授業ってすごく面倒。みんなずっと座ってノートとって先生の話を静かに聞く。
正直言ってツマンナイ。ヒマ。
お腹鳴りそう。
高専みたいに体術訓練とかあってもいいのにサ。
視線を泳がせているとふと、黒板にチョークで文字を書いている先生の肩に呪霊が乗っかっていることに気付く。
グチュッ
取り敢えず手を伸ばしてその呪霊を潰す。
俺の術式は呪力を持ってない一般人には見えないし、あの呪霊もそこまで強くない。
だから多分誰にも見えていなかったはず。
「____。おーいこれ誰か答えれる奴いるか?」
先生の言葉に、自ら挙手をする生徒はいなかった。
「あー、じゃあ···小沢!」
「ハーイ」
そう返事をしたあと、俺の目の前の席にいる小沢は立ち上がり、先生にすらすらと答えを吐き出す。
フーン。
···頭いいんだ。
小沢いっつもうるさくて馬鹿っぽそうなのに。
ピコ「ぶぇっくしょ~いっ!!!!」
座ったかと思えばそれと同時に小沢は盛大にくしゃみをする。
ナイス小沢。俺のスマホの通知音が紛れた。
やっぱ小沢しか勝たん。ありがとう。
今度肩の呪霊祓ってあげる。
教卓の方から見えないようにスマホを取り出し、チャットアプリで鉄朗とのメッセージを開く。
『今日の部活後の放課後、三階の端にある空き教室に来てもらってもいいですか?
これまで場所ごとに呪霊の発生率を数値化してメモしておいたんですが、その空き教室が異様な程に低級呪霊の発生率が高くて。
スケジュールを確認しましたが、今日研磨さんに任務の予定は入っていないので、仕事の心配は大丈夫です。
兎に角、自分はそこが原因だと睨んでいるので、忘れずその空き教室に来てもらっていいですか。放課後にまた声を掛けさせてもらいます。』
そう、丁寧に長々と、改めて鉄朗って優秀なんだと思わされる。
読むのに時間がかかってしまったが、了解の意味をこめた可愛らしいスタンプで返信させてもらった。
場所ごとに呪霊の発生率を数値化してメモしていたって、そんなロボットがしそうなことを一人で淡々とこなしていく鉄朗。
本当、伊達に補助監督してないな。
***
続きません。
最後まで見てくれてありがとうございます🙇♀️
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!