カケラは散って行く。
Prologue
🦍「乾杯っ‼︎」
全員のグラスがからん、と音を立てる。
おらふくん特製の氷が中でゆらゆらと浮いている。
綺麗だなぁ。とぼんやり見つめてしまう。
明るい光に照らされて、グラスは綺麗に輝いていた。
🐷「ドズさん、たまにはお酒飲みません?」
🦍「うん、そーだね…飲もうかなぁ…」
そう呟いて、グラスに注ぐ。
なんでだろう。このみんなで過ごしている空間にいることが、凄く嬉しい。
孤独だったあの時とは、真逆だな。
そんな事を思いながら、グラスを口に近づける。アルコールが口の中に入って、炭酸がぱちぱちと弾ける。
この美味しさも、仲間が居てこそ、味わえるし。
🍆「いやぁ〜今回の依頼キツくないですか?」
🍆「なんですか廃墟中のモンスター全部退治って‼︎」
🍌「…廃墟のように人が住み着いていないところにはモンスターが沸きますから…」
🍌「幾ら山の中とはいえど、集落まで襲撃に来たら終わりですよ…」
☃️「ひっ‼︎こわっ‼︎」
🍌「…4年前もそういうことがあって大変だったよね」
☃️「そうそう、あの時はモンスターの変異型とか出て‼︎僕達はその中で戦わされたんよね!」
🍌「…もう4年か…」
じっと、天井を見つめるおんりー。
おらふくんは、おんりーの背中にギュッと抱きついていた。
🍌「っ…うわっ⁉︎どうしたの?おらふくん…」
☃️「えへへ、もっとおんりーも笑おう?」
🍌「ん…そうだね…‼︎」
とても悲しそうな笑顔を浮かべている様子を、じっと見つめる事しかできなかった。
短いので調子が良ければ今日中に次出します。
コメント
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(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク