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僕のリボンをほどくのは

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僕のリボンをほどくのは

第8話 - 第7話「置いていかれた“心”」

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2023年07月30日

#vvt

#BL

#長編

#学パロ

鮫と笑顔を愛す者。🦈😊

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shaside.

…………いつもより早く学校ついちゃったな……

まぁ、まだ教室には誰もいないだろうし、ちょっと寝るか……

sha「ふぁ……ぁ……おはようございます……」

br「あ、おはよぉシャークん」

sha「…………っ……！お、おはよう……」

さすがに昨日あんなことがあった手前、教室の隣の席でBroooockと2人きりは気まずすぎる。

br「ねぇねぇ、見て？シャークん。」

br「今日、ちょっとメイクしてきてみたんだぁ」

br「さすがにアイシャドウなんてつけたらバレちゃいそうだから、チークとリップだけ塗ってみたの」

br「……可愛いでしょ？♡」

sha「……可愛い……」

br「……ひひっ……スキあり……♡」

sha「……っ！？……ん……♡ぁ……///」

sha「はぁっ///く、るし……」

sha「……はぁ……///」

br「……どう？僕のリップ、似合ってて可愛いでしょ？」

sha「…………いきなりは、やめろ……/」

br「えぇ〜？いいじゃん♡初めてじゃないんだし」

…………もはや今までのBroooockは別人なんじゃないかと思うくらい、

今の行動は大胆だ。

それに、目も……今までとは違う。

あんなに怯えて、恐怖に溺れての暗かったはずの目は、

今は獲物を捕らえようとする獣のような、絡みついてくるような目に変わった。

br「……僕はもう、好きなようにするって言ったから」

br「……シャークんも、付き合ってよね？」

sha「…………うん。オレが、好きなようにしろって言ったし」

────分からない……

きっともう、オレの“身体”はBroooockのことを好きになっているんだろう。

Broooockの綺麗な顔とメイクに見惚れ、キスで照れてしまう。

…………でも、まだ“心”が追いついてない。

心だけが、どこかに置いてけぼりな感じがする。

まだ、Broooockのことが好きだって、納得出来てない。

────もういっそ、嫌いになれたらな……