コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
登場人物
主人公【海月 優弦】ウミツキ ユズル
友達【暁 志弦】アカツキ シズル
昼食時間のお話。
午前中の講義は終わらせて、12時になり、待ちに待った昼食の時間だ。俺と志弦は、人気の無い、静かな所で、一緒に昼食を食べていた。
(志弦)「いっただっきまーす!!」
「いただきます。」
小さな子供みたいないただきますだな…。
早速、志弦はガツガツと生姜焼き弁当を頬張っている。
まぁ、俺もすごいお腹空いてるし、分からなくも無いけどさ。
そんな事を思いながら、俺も、購買で買って来たカツサンドを口に頬張る。
「ん…んまぁ…!」
(志弦)「マジ?此の弁当も美味いよ!」
「優弦!食べてみて!」
そう言うと、志弦は、生姜焼きの乗った白米を、一口食べさせてくれた。肉も柔らかいし、生姜が効いていて、めちゃくちゃ美味しい。食欲のそそられる香りと、味付けだ。
「志弦、俺のカツサンドも食べてみてよ。」
(志弦)「お!良いの?」
「いただきまーす!」
結構な一口で、志弦は、ガブリとカツサンドに齧り付いた。
(志弦)「本当だ…!うま…っ!」
めちゃくちゃ美味しそうに食べるから、カツサンドを大口で食べられた事は、気にしない事にした。
「結構本格的だよな。購買だとは思えないくらい。」
(志弦)「うんうん!毎回昼飯が楽しみだ!」
「つーかよ。優弦?」
「ん?」
(志弦)「口にソース付いてる。」
「え、マジ?」
ゴシゴシと、右側の口元を擦ってみる。
(志弦)「そっちじゃ無いって(笑)」
「拭いてあげよっか?」
「いや、大丈夫。」
志弦が、俺に付いてるソースを拭いてくれようと手を伸ばしたが、俺は、自分でゴシゴシとソースを拭き取った。
「ありがと。教えてくれて。」
(志弦)「優弦って、結構可愛い所あンだな!」
「可愛くねーし。」
(志弦)「おっ!照れてやんの!」
「うっせ。」
「早く食べるぞ。」
(志弦)「俺、もう食べ終わってるよ!」
「嘘だろ?!はやっ?!」
俺も、急いでカツサンドを頬張った。