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はるけい kid嫉妬
「」=甲斐田
『』=長尾
自分で言うのもあれだが、僕は桜魔の研究者であり、かなり優秀だ。
長尾は祓魔師として。
弦月は官吏として。
僕は研究者として。
VΔLZの、僕を含めた、3人のメンバーはそれぞれの項目に対して、優秀だ。
その上、3人とも幼馴染だ。小さい頃から同じ悩みを持ち、名家の生まれで、魔には怨みも持っていた。だから、とても気が合う。
が、僕と長尾は、いつも喧嘩ばかりだ。
いや、喧嘩というより、僕の一方的な発言ばかりだ。
「長尾!!またこれやりっぱなし!」
『あ、ごめん!』
「もう…!!」
これの繰り返し。
僕は長尾のそういう、適当であったり、子供っぽいところが苦手。
でも、1番仲が良かったりする。
恋人でもあったり、する。
長尾が僕の見ているところでしか適当でないのも、
僕の前では弱音を吐かないのも、
僕の前では魔に負けたことがないのも、
本当は全部好き。
『甲斐田ー今度、この魔の研究してくんね?』
「いいけど…捕まえられる?」
『分かんねー』
「何それ..,」
『部下と上手くやるわー』
「軽っ!」
『だって、やってりゃ上手く捕まるだろーw』
「それで怪我しても知らないからね」
『えぇ〜』
「僕より弦月が怒るしw」
『あいつ怖ぇんだよなー』
くだらない会話。
他愛のない会話。
バカみたいな会話。
恋人..,みたいな会話。
長尾とは何を話してても楽しい。
他の人についてを話している時を除いて、
「あ、今日、長尾帰り遅いんだ、」
長尾は今日、この前の魔を捕まえるために、長尾の後輩を連れて、討伐に行っている。
だから帰り遅い。
どうせ、道草食ってるし
流石に酒とかは無いはず
『ただいまぁ〜!』
「え、」
なんで酔ってんのコイツ、
「あの、迷惑かけてしまってすみません、」
..,なんで他の人の肩借りてんの、
(いえ、大丈夫です。置いて行きますね。では!)
「おい、後輩に迷惑かけんなって、」
『えぇ〜?なにぃ〜?』
「ほんとにバカ」
『ねみぃ〜』
「おい、起きろ」
『かいだぁ〜?怒ってるぅ〜?』
「そりゃ、怒るだろ」
玄関で、完全に酔ってる長尾を押し倒す
『..,かいだ、?』
「なんで?」
『えッ、?』
「なんで他の人の肩、使ってんの」
『っと、ごめん、』
「いつも、そうやって、僕のこと嫉妬、させんの、?」
『..,可愛いなお前』
「うるさい、早く、風呂入って寝ろ」
『無理〜』
「は?」
『その前に、やる事できたわ』
「何?」
『お前のこと食わなきゃ』