――30分前。
アメリカ某所、豪華なプライベートジェットの中。シートに深く腰掛ける少女が、スマートフォンを優雅に指でなぞっていた。
黒髪に、人懐っこい表情。そして、どこかおっとりとした口調。
「あらあら、ライア……大変なことになっていますね?」
画面には、GPSで示されたライアの生命活動が、確かに“停止”と記されている。
「平和を乱す者……ライアに危害を加えた愚か者……。」
その瞬間、彼女の目がぎらりと光る。
「うちは、許しませんよ?」
ジェットは滑走路を離れ、一直線に日本へと向かっていた。
――現在。
ライアと日哉の激闘が続く中、突如、工場の天井が爆発する。
「なんだッ!?」 日哉が振り向く。
降り立ったのは、ふわりとした黒髪の少女。猫町美々華。
しかし、その表情は、柔らかい微笑みを湛えながらも、明確な殺意を帯びていた。
「ライアぁぁぁ……!今、うちが助けに来ましたよ……!」
「美々華ッ!?」 ライアが呻く。
だが美々華は、目を閉じて深くため息をつく。
「うちは、世界の平和を一番望んでいます。ですが、ライアの生命活動停止を確認しました。」
彼女はゆっくりと刀を抜く。
「平和を乱す者は……この世に必要ありません。」
日哉が即座に構える。
「お前、何者だ?」
美々華はにっこりと微笑んだ。
「うちは猫町美々華。ライアの……一番大切な人ですよ?」
「えっ……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」 日哉が驚愕する。
「ねぇ、ライア?」 美々華は柔らかく問いかける。
「……お、おう……。」 ライアは冷や汗を流しながら頷く。
日哉は混乱しつつも、直感で悟る。
――この女、やばい。
「さぁ、平和を乱す者さん?」 美々華の目がギラリと光る。
「うちは、貴方を始末します。」
次の瞬間、日哉の視界が消えた。
「――!?」
風が走る。
「遅い。」 美々華の声が、耳元で囁かれた。
そして――血が舞った。
コメント
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ねーね 私のキャラ消えた 眠たい 眠たい てことで吉田に枕になって 貰います (え?)
今回も神ってましたぁぁぁぁ!!!!! おおおおおおぉ!!!来たわねライア一筋平和主義者姉さん!!!!!(? あら、ライアたんめっさかわえr((殴 まあ、、、ライアの1番大切な人とかね、急に言われたらそりゃびっくりするよね( ちな今姉貴は嬉しくて大興奮しすぎてゲボ吐いてます(その情報いらん 次回もめっっっっさ楽しみいぃ!!!!!!!!!!!