38年生きてきた
俺も立派なアラフォーってやつだ
だが今は年甲斐もなくはしゃいでいる
この町に来てから毎日が楽しくてしょうがない
そういえば今日夕コのやつに最近文字を書いてるのかと聞かれた
どうやら俺の物忘れによる老化を気にしているらしい
ボケ防止に日記を書けと言われた
正直文字を書くのは好きじゃない
書きたいことがあってもまとめる能力がないから時間がかかる
そういう面倒なことは嫌いだ
あからさまに嫌な顔したら
折角買ったんだから使えと軽く腹を殴られた
俺がセンスどうこうを言うのはおかしいかもしれないが
流石にもうすぐ40の俺に可愛らしいピンク刺繍が入ったブックカバーはどうかと、、
いてっ
また殴られた
本当に乙女心の分からない奴
ないわーと大袈裟に腰に手を当てて溜息をつく夕コを見れば
指先の所々に絆創膏が貼ってあった
何事にも器用にこなす彼女にも苦手な分野はあるらしい
改めて刺繍の入った日記帳を見る
デフォルメされたタコの刺繍に自我強いな
なんて思っていたら
ニヤニヤすんな
っと、もう一回今度は遠慮なしに殴られた
いてぇ~、今のは完全に鳩尾入ったって
等の本人は颯爽とどこかに消えたし、、
とりあえず3日坊主になりそうだけど
ボケたくはないので日記を書いてみることにする
コメント
1件
なんか言葉に表せないくらい素敵です…!!! 思い付くのまじですごい!!!