死ぬ勇気すらない俺は情け
-注意-
希死念虜
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俺は暗転した
気が付いて目をあけると
もう窓の外は夕焼けで真っ赤だった
俺の腕のように
そんなことを思いながら
身体を起こし脚を動かそうとした
動かせなかった
トントン …ぁ、れ?
トントン うご、かないや、
…なんで、笑
もう笑うしかなかった
情けなかった
そんな時
(コンコン
誰かが来た
??? 入るゾ
その人特有のこの一言で
誰かはすぐに分かった
グルッペンだ
(ガチャ
グルッペン ッ,な、おま…
グルッペンが目を大きく開けてこちらを見ている
そんな目で見ないで
見てほしくない
嫌だ
隠したい気持ちはやまやまなのに
身体が動かない
グルッペン ッ,なぜ、…いや、
なにがあった
トントン ……いや、特に?笑
なんともないよ、
グルッペン お前のどこを見たらなんともないように見えるんだ
トントン ……幻滅、した?
胸が苦しい
目に涙が溜まる
グルッペンはなんて言って返すのだろう
怖い
嫌われたらどうしよう
グルッペン ______。
怖い
グルッペン ____?
はぁ、もぅ死にたい
グルッペン_________?
もういっそのこと目の前で、
グルッペン トントン!
トントン ッ,……はぃ
グルッペン はっ、良かった…
トントン あの、なに…
グルッペン さっきから応答がなく考え込んでいたから
さっきから?
俺にしゃべり掛けていただろうか…
深く考え込みすぎたせいだ…
あぁ、俺はやっぱりダメだな…
グルッペン トントン。…適度に人に悩みを言わないか?お前は一人で何でも抱えすぎだ。
もっと頼れ。 お前には
11人の仲間
が居るんだゾ?
トントン …うん、分かってるよ、
グルッペン ……そうか、
グルッペンはそこで話さなくなった
ただ少し長めの時が静かにすぎた
グルッペン …もうそろそろ夕飯だ。皆居るぞ?久々に皆で食卓を…囲まないか、?
そうか、俺はいつから皆で食卓を囲んでいないか分からないくらいずっと前だった
トントン でも、…俺、邪魔物になる……
グルッペン そんなことないゾ。皆待ってる。ずっと。
その言葉に胸が締め付けられる
きずけば目から涙が零れていた
グルッペン 好きなだけ泣いて良い
グルッペンの言葉が優しかった
トントン グスッ、フッ,ヴぅ
ーーーーーーーーーー
グルッペン よし泣き止んだな
グルッペン 傷も隠した
グルッペン よし‥トントン。 行くぞ
トントン うん
ーーーーーーーーーー
グルッペン 諸君遅くなった
シャオロン グルッペンおそぃ‥ョ
チーノ そーですよ~?書類が終わらなかったんでス、ヵッ、
レパロウ トントンさんや!
コネシマ トントン!!良く来たな!もしかして俺の匂いを嗅ぎ付けt
ショッピ な―にいってんすか部長。もう、遅いですよトントンさん
ゾム トントンだ、やっと食害出来る人材が‥
エーミール ダ、ダメですよ!ゾムさん!あ、トントンさんの席あちらですよ?
オスマン もう、トン氏遅いよ
ロボロ 、トントン座りな?
しんぺい神 トントン、
鬱 トッ,ふゥ……
大先生の顔を見るなりマフラーをギュッ,と掴んだ
本当は会うのが申し訳なかった
グルッペン トントン?
トントン ん、大丈夫
俺の席…
ゾム グルッペンと大先生の間やで?
トントン ッ,え、
そうだ、グルッペンには大先生のことを言ってない
どうしよう
グルッペン トントン、座るぞ
トントン あ、あぁ…
グルッペン よしじゃあ皆席に着いたな
じゃあ、頂きます
久々に皆と食べる夕飯
だけど全然味がしなかった
鬱 ヒュッ,ふぅ、んッ,ヵヒュッ,ふ、
トントン 大先生?大丈b
鬱 ヒッ,…ごめ、
あぁ、これ…やっぱ俺居ない方が良かったんじゃ、
皆待ってるって言ってるけど
もし誰も実は歓迎してなかったら?
誰も俺の事なんて必要としてなかったら、?
トントン ッ,ぁ″っ、
苦しい
早くここから出たい
この空間が苦痛だ
トントン ぅ″ッ,
(ガタッ タッタッタッタ…
グルッペン ぉ、おいトントン!
ショッピ トントンさん!?
コネシマ トントン!
チーノ え、トントン?!
しんぺい神 ……しょうがないよ、 2年ぶりくらいに食卓に来たんだから
エーミール 慣れないときっとそうそうこれませんよ
ゾム トントン‥
シャオロン 俺いくよトントンの所
レパロウ ぁ、俺も!
ロボロ いや、二人とも飯食ってな、俺が行くから
鬱 ………ごめんグルちゃん…俺部屋戻るな
グルッペン え、なんでだ、?
鬱 ごめん
グルッペン 鬱まで、…一体どうしたんだ、?
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