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体育館に響き渡る音。
その音は、鋭く、しかし美しくもある “ 私が大好きな音 ” 。
セッターから完璧なトスが上がり、ボールが、私が飛んだ位置に丁度来る。
そのボールを思いっ切り床に打ちつける。
「ナイスキー!!!!」
この快感がたまらない。
もっと鋭く美しい音を出してスパイクをしたい。
もっと多くの頂の景色を見たい。
もっと沢山勝利して、次の試合に立ち向かいたい。
これだからバレーボールは辞められない。
辛い。苦しい。楽しい。嬉しい。
どんな時でも私の側にはバレーがあるから。
そう思っていたのに __________
“ ドンッ “
『っ、!_______』
「「私、これじゃあバレー続ける資格ないやっ…」」
それは、初めて私がバレーボールと向き合うのを辞めた時だった。
__________ ,
「「 ” もう一度 “ っ、!」」
また、あの大好きなバレーに向き合うことができたら。
また、頂の景色を見ることができたら。
そんな私の願いを叶えてくれたのは、新しい仲間達だった。
『ま、まねーじゃー……?』
【 可愛いあの子は ” 元 “ 天才 】
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