「なあ、りり」
「…」
俺は恋愛小説を読んでいるりりに声をかけた。
…でも、無視
「俺さ、瑞希にフラレたんやけど」
これはまじでショックだった。
まさかの即答とか、終わってる
「そりゃ、あんなことしとしといて…」
りりは納得らしい
でも俺は納得できない。。。
なんでなんでなんでなんでなんで!?
髪もヘアセットしてきたし、、、、えーっと宿題はまあ…ね?
「俺のどこがいけないんだ?」
きっと幼馴染のりりならわかってくれると思ってた。
「ー…全て」
「いや酷!!」
酷いわ、どんな女子も俺に
「バカ、かす、ゴミ、きもい、ー」
「わかったわかった!よし、いいからいいから」
これ以上聞くと俺のプライドがまじおかしくなる。
ほんとさ、辛口幼馴染とか持つべきじゃねえよ。
と思っていたら
「え、ウケる」
「ほんとなんだってー」
…あれは、瑞希か!あと結由…?
ぎゃっ、彩葉もぉ!?
「あんたそっち行ってきなよ」
りりは冷たく俺に言い放たった
ああ、そっか。りりは彩葉のこと苦手なんだっけ。たしか結由もだ。瑞希は…多分!そう!
ってことで!
あばよ!俺の人生!瑞希が振り向いてくれるだけマシだ!!
「彩葉ー」
「ん?なあに?」
すぐ結由と瑞希を離して俺のとこに来る
いや、地響きの問題!ドスンドスンうるせえ!
「え〜っと。」
助けたはいいが、それからどうする?
「なあに?」
やばい。彩葉の周りからハートマークが出てる
「えーっとね、数学の平松っちが呼んでた!」
うん!我ながらサイコーの嘘!!
「えっ!やば!ヤバイヤバイヤバイヤバイ」
はい、動揺
その間に逃げる。
「さんきゅー」
結由がお礼を言ってくれた
「、」
瑞希は無視
あれ?振り向いて…くれない?
そう実感した日であった。
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