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寒いな…お母さんとお父さんはどこに行ったんだろぉ? ここは…公園…かなぁ?滑り台とブランコがある。でも、見たことないなぁ。家の近くではない気がする…お腹すいたなぁ。ふぁぁ…なんか眠くなってきたぁ…
[ふぅ〜さむっ…早く帰ろ]
仕事が珍しく早く終わって、早めに帰れた日だった。早めと言っても20時過ぎだけど…まぁうん…まぁ別に1人暮らしだし?悲しくないし?…なーんて言うのは嘘で1人は寂しい…最近まで恋人がいて、家に一緒に住んでたから人がいない家に帰るのは少し怖い。どうしようかな…猫ちゃんとか、わんちゃんとか飼おうかな…まぁいいから早く帰ろ。
[カア〜カア〜]
俺の家に帰る途中の道には公園がある。公園って言っても滑り台とブランコと砂場があるくらいだけどね。小さい子からは人気な公園ではある。けどこの時間帯は人がいなくて怖い印象…どうせ今日だって人いないんだろ?いたらいたで怖いわ
[……!?…]
え!?まって子どもがベンチで寝てるんだけど!?なんか怖いわ。え、幽霊系?てか生きてても怖いわ。こんな時間に何してんの?親は?って言っても聞いてみないとわからんわ……話しかけてみる…か…?もし生きていたら明日死んでるかもしれんし…うん…聞いてみよう。後悔はしたくないし。
[ね、ねぇ君?…こんな時間にどうしたの〜?…]
これで、僕幽霊なんだとか言われたら終わる…人生終了よ。…近くで見ると、また幼く感じる。小学校上がってないんじゃないか?これ…。
[お兄さんだ〜れぇ?]
[!?…おにいさんね、君が寒くないのかな〜?って思って話しかけたんだ。お家わかる〜?]
よかった。話が通じてるってことは生きてる…たぶんうん、生きてるよね!?なんかすごい顔色悪いんだけど…いつから居たの?
[お家わからないのぉ〜寒いし、お腹すいたし、もう帰りたいよぉ、]
[…!?あわわ、泣かないで…ね?……取り敢えずお兄ちゃんのお家おいで。ご飯だべよう?]
[ズズッ、ゔん…わかった。お兄ちゃんの家行く]
物わかりがいい良い子だな…こんなんじゃ知らんおっさんについてっちゃうよ…あぁ俺でよかった
[お兄ちゃんね、日々輝(ひびき)って言うの。よろしくね]
[ぼく、李月(りつき)って言うの。よろしくね。]
こうして李月と出会った。
[…よしっ、李月。ご飯できたよ〜]
[!っありがとうお兄ちゃん!]
とりあえず家に帰って李月にご飯を作った。明るいところで李月を見たら、肌が結構青白くなっていて、結構な時間外にいたことがわかる。そして…… めちゃくちゃ可愛いことに気づいてしまった…男の子なことはわかるんだけど、めちゃくちゃ顔が整ってて、え?子役ですか??って感じの顔。将来楽しみすぎる。てか、遺伝子どうなってんの??お父さんとお母さんに会ったことないから分からないけど、絶対お母さん似だと思う。少女に間違えそうな顔付してるもん。いや、でも…成長したらカッコよくなったりして…俳優とか?アイドルとか?モデルとか?もう、将来楽しみすぎる!っていうか李月自体めちゃくちゃいい子なんだよね。育ちがいい。ありがとうとか、ごめんなさいとかちゃんとできるし、ほら [いただきます。]
ってしっかり言えるんだよね〜。もう、やばい。王子様ですがあなたは。
[美味しい?]
[うん!]
もう行動一つ一つが可愛い〜。頑張って大きく口開けてるの可愛すぎる。……え、なんか俺不審者みたいになってる…いやこれは李月悪いわ。こんな可愛い子可愛くないなんて言えないもん!天使ですか?あなたは〜
[ごちそうさまでした。]
[はい、お粗末様です。美味しかった?]
[うん!…やっぱりあったかいものはいいねぇ]
ニッコニコで言われたら…もう!嬉しくなっちゃう!あぁ〜あ…返したくないな…誘拐しちゃう?……なーんてね。
[お風呂沸かすね。]
[うん]
警察は…明日でいっか…どうせ今から行っても取り合ってくれないでしょ…親、いるのかな?……………いなかったら、俺が養子として迎え入れようかな…それでいいか。……俺もかーさんと、とーさんの養子だし。……明日、警察に行って探索届け出てなかったらそうしよ。…
[お風呂が沸きました。]
[っあ、お風呂沸いた…入ろうか?]
[うん!お兄ちゃんも一緒に入ろ!]
[うん!いいよ〜]
こうして李月と出会い、仲良くなった。
(力尽きた…)