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これもセンシティブ判定ですか、
視点 syp
何処か、気まずいような、
そんな沈黙
やる事もなく
ただただ、無駄な時間が
過ぎていた
ci「な、なぁ?ショッピ」
syp「どうした?」
ci「暇、だな」
syp「そうだな」
淡々と返事を返して
また沈黙
俺等はどれほど暇人なんだろう
ブーブー
携帯の音が鳴った
どうやら俺の携帯が鳴ったようだ
俺は携帯を手に取り、電話を
掛けてきた人を見た
履歴欄にはutからの一件の不在着信
俺ら、鬱軍団の兄さんだ
syp「ごめん、少し席外す」
ci「おけ」
俺は少し別の部屋に移動し
鬱兄さんに電話を掛け直した
ut「あ、もしもし?掛けなおしてくれたんだ」
電話越しでも分かる少し暗い
雰囲気が漂っているのがわかった
syp「どうしたんすか?」
ut「大丈夫?ちょっと心配で、
まぁ大丈夫なわけないよな」
意味が分からない
俺、仕事休んだっけ
俺、チーノ、鬱兄さんは社会人で同じ
会社勤め
それと部長のコネシマさん
俺たちはこの4人で同じ部署
休んだら必ず連絡がくる
それ以外では遊びの連絡などなどだ
syp「兄さん一体、どうしたんですか?」
ut「え?いや、お前だって知ってるだろ、」
syp「へ?何をですか、」
ut「だって、おまe」
ci「ショッピ!!」
syp「ったく、すいません、」
ut「えっと、」
syp「チーノが家に来てまして」
ut「は、えっと、」
syp「とりま、聞き取れなかったんで、
もう一度言ってくれません?」
ut「あえっと、良いわ、なんでも無い」
syp「え、なんですか?
気になりますよ」
ut「色々大変だろうし、ね、?
例の事件こともあったし
精神的にも身体でも疲れてるでしょ
現実逃避したい気持ちもよく分かるし、
だからさ、しばらくは有給使って
会社やすんでもいいんだよ
もちろん来たい時はいつでも来て」
syp「え?」
ut「元気になって、現実をちゃんと
受け入れたら来て
いつでも待ってる
それだけだから、じゃ」
syp「鬱兄さん!ちょ、m」
ブーブー
一体なんだったのだろうか
“疲れてるでしょ”
“例の事件”
疲れているのは
あながち間違っていないが、
例の事件、そしてしばらくの
会社を有給で休んでいい
何か俺した感じだな
頭の中は不安と疑問だらけ
発注ミスったか?
それとも人間関係?
それより例の事件だ
例の事件とはなんだろう
悩んでいた時
ci「ショッピ!!」
アイツの声が頭に響いた
あ、そうだ、
リビングで、アイツを待たせていたんだ
syp「はーい、今行くわ!」
syp「ごめん、ごめん、」
ci「誰から電話ー?」
syp「鬱兄さんー」
ci「あーそっか、
なんて言ってた?」
syp「なんかしばらく休んでもいいってー」
ci「ふーん、」
syp「ま、明日行ってから
一週間くらい休もうかな」
syp「そや、チーノはさ」
ci「ん、なにー」
syp「”例の事件”って、知らん?」
ci「すまん、知らんわ」
何か動揺しているような
気まずい顔だ
何故
教えてくれないのだろうか
もう一回問う
syp「嘘つけ、なんか知っとるやろ
なぁ」
ci「じゃあさ、もし」
ci「いや、この話はやめよ?ショッピ」
syp「なんで」
ci「じゃあ、ゲームでお前が勝ったら
教えたるわ!」
syp「分かった」
いつまで彼は俺を騙し続けるのだろう
いつまで彼を俺は騙し続けるのだろう
俺はいつまで騙され続けられるのだろう
彼はいつまで騙され続けるのだろう
俺は
いつまで現実逃避するんだろう