コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
読み切り(長編)です。
「「会いたいな…」」
「ねえ雲ちゃん、月さんってどんな人?」
「ドンナヒト?今日ミテキテアゲヨウカ?」
「ありがとう!最近気になるんだ!」
「ソッカ、アンマリ期待シナイデネ」
「コンニチハ月サン、イイ空デスネ。」
「そうですね。今日は流れ星が綺麗に見えるんですよ。」
「ソウデスカ、ソレデハマタ今度。」
「はい、また今度。」
「どんな人だった?月さん。」
「キレイナ人デシタヨ、ヤサシソウナカンジ。」
「へー…綺麗な人なんだ…会ってみたいかも…」
「あ、くもとたいようさん!なんのはなししてるの?」
「月サンノ話ダヨ、曇。コノマエ月サント喋ッテキタンダ。」
「そうなの、雲ちゃんに頼んで見てきてもらったの。」
「そーなんだ!あたしもね、つきさんにたいようさんのことみてくるようにたのまれたの!きになるんだって!」
「曇、ソレハイウモノジャナイ。」
「そーなの!?しらなかった。ありがとうくも。」
「へー…月さんも私のこと…」
「てがみでもかいたら?あたしがとどけてあげるよ!」
「そ、そーだね。なにかこっかなー?」
「ニチジョウノコトデモカケバイイ。アッチトハニチジョウガチガウンダカラ」
「…そっか!ありがとう雲ちゃん。」
「…ヤクタテテ嬉シイ。(フタリガナカヨクナレルトイイナ…ソシタラ、アソブジカンヘッチャウノカナ…)」
「……よしっ書けた!曇ちゃんとどけてきて!」
「まかせてー!!」
「つきさーん!おとどけものです!たいようさんから!」
「ありがとう曇ちゃん…太陽さんから…手紙?」
「はい!」
「へー…なんだろ…」
「『月さんへ 私は直接あなたに会えませんが、その綺麗な姿を口で伝えてもらいました。いつか会って話してみたいです。ところで、月さんはいつもどんな日常をすごしていますか?こっちは冬以外はだいたい暑くて困っちゃいます! 太陽より』…素敵な人…きっと優しくて明るいまさに太陽のような人なのでしょうね…」
「曇ちゃん、お返事の手紙を書くからペンをちょうだい」
「はーい!(たいようさんとつきさんがなかよくなれるといーなー!)」
「日常のこと…改めて考えると私大した趣味とかないし何もしてないんじゃないかしら…?」
「そんなことないです!つきさんいつもそらのかんりしてます!みんなともなかいいです!」
「そう…ありがとう曇ちゃん…」
「えへへへ!(うれしーなーうれしーなー!あたまなでてもらった!……たいようさんとつきさんなかよくなったらあんまりあたまなでてもらえない…?)」
ガタン…
「なにしてるの?くも…」
「クモ…コレハ…」
「それたいようさんのおてがみ…かくしてるの…?」
「ソ、ソンナコト……」
「ソウダヨ、カクシタンダ。ワタシッテサイテイダネ…」
「くも…だいじょうぶだよ。かくそうとしたことはだまってそのままとどければ…わたしはいわないよ」
「クモ…ゴメンネ…」
「!太陽さんから新しい手紙だ…『月さん…私月さんに会ってみたい!!夜の世界に行っても大丈夫なものを研究するから、手紙は返せません。次喋る時は手紙じゃなくて声で話しましょう!』だって…!手紙ないのはちょっとだけ寂しいけど、次もしかしたら会えるかもしれない…」
「タイヨウサンズットコモッテル…ダイジョウブカナ」
6ヶ月と5日たったころ…
「…雲!!来て!!」
「ド、ドウシタノ?ビックリシタ。」
「ついに…完成した!月明かりを守る傘とマント…それに手袋!」
「スゴイ…ヤット、ツキサンニアエルンダネ」
「うん…ずっと篭ってる間支えてくれてありがとう!曇ちゃんもね!」
「!こっそりきいてたのにばれちゃったー!ほんとにおめでとう!」
「2人とも…!早速行ってきます!」
『いッテらっシゃイ!』
「月さん…!」
「た、太陽さん…なんですか?」
「そうです!太陽ですよ…!」
「まあ…本当に…?体は大丈夫ですか?」
「もちろん!そのためにずっと篭ってましたから!」
「ほんとに…嬉しい…です…」
「私もですよ!月さん!」
「……大好きです…」
「私もですよ…月さん…」
終わり 見てくれてありがとうございました。