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私、有馬かな。
私には、好きな人がいるわ。
その人は…星野アクアマリン。私は”あーくん”って呼んでいるわ。
あーくんは、かっこよくて誰よりも周りを見ている…。
そんな、あーくんを私は幼い頃の映画の出演以来ずっと片想いをしているの。
なかなか、自分に素直になれないで告白をできないでままでいるの。
1度、あーくんに彼女ができた時はすっごく焦ったし悔しかったし、たくさん泣いた。
私の方がずっと前から好きだったのにって…ね。
まぁ、今はもう別れているからいいけどね。
でも、テレビでキスしてた…。
黒川あかねとあーくんが…。
すっごく嫌だった。
でも、私にそんなこと思う権利はないわよね。
彼女でもあるまいし…。
「先輩?大丈夫?」
この子は、あーくんの妹の星野ルビー。
「大丈夫よ。ちょっと、緊張してただけだわ」
「そりゃあねぇ〜、アクたんが復活してから久しぶりのLIVEだし、その上東京ドームだもんねぇ!私もめっちゃ緊張してるよぉ!」
「そうね。今日の為に、たくさん練習したことを思い出してLIVEをしましょう。最後まで、気を抜かないようにしてちょうだいね。頑張るわよ」
「「うん!」」
ピカッ
「「「B小町で〜す!」」」
「有馬かなよ!今日は一緒に楽しみましょう!」
「ルビーだよ〜!今日はみんなでめぇいっぱい楽しんで行こうね!!」
「MEMUちょだよぉ!みんなたっくさん楽しんでいってね!!」
「「「最初は”サインはB”!」」」
「♪〜ア・ナ・タのアイドルサインはB!」
「「「チュッ」」」
あ、いた。あーくん。
やっぱり、来てくれたわね。
よかったわ。
今日は、LIVEが成功したらあーくんに告白するって決めているの。
どんな、返事でもやることはちゃんとやってから諦めたいの。
だから、今日告白するって決めた。
〜LIVE 終了〜
コンコン
「どうぞ〜!」
ガチャ
「あ、いた。有馬、今ちょっといいか?話がある」
「え?私?い、いいけど…。ちょうど良かったわ、私もあったのよね」
〜ドーム会場〜
「話…ってなによ、あーくん」
「あぁ。今、話す」
ドキン。
「有馬…いや、かな。お前が好きだ。付き合ってくれ」
〜1話 終わり〜